元自衛官タレントかざり、防衛省広報アドバイザー就任 初仕事は防衛省YouTubeで大臣官房長と対談

　三重県出身の元陸上自衛隊員タレント、かざり（30）が防衛省の広報アドバイザーに就任した。今後、同省や自衛隊の各種広報活動に協力していく。

　かざりは自衛隊を退職後、2017年ごろから精力的に自衛隊についてSNSなどで発信。陸上自衛隊小平駐屯地1日駐屯地司令や、防衛大学校開校祭初代アンバサダーも務めた。YouTubeチャンネル「かざりぷろじぇくと」では自衛隊を取材した動画も多数発表。自身のYouTubeチャンネルに上げた「かざりの自衛隊体操動画」が600万再生を超え、最近では、航空自衛隊岐阜基地全面協力のもと、F―15戦闘機の体験タクシー搭乗に挑む動画も276万再生を記録。こうした実績が認められた形となった。

　初仕事として、防衛省の現役職員が情報発信する、今月に新設されたばかりのYouTubeチャンネル「もっともっど」に出演し、防衛省の芹澤清大臣官房長と同省内の大臣官房長室で対談した。この模様は同チャンネルで21日午後6時から公開される。

　かざりは「病気で退職してしまいましたが、もともと自衛隊の広報活動がしたくて、自衛隊に入隊したので、辞めてからもこうして自衛隊の広報活動ができてとてもうれしいです」と広報アドバイザー就任を喜びながら、「挑戦したいことがたくさんあります！　全国の駐屯地、基地を巡り、取材・撮影を続けてSNSやYouTube等で発信したいです。コロナ禍でなかなか参加することができなかったのですが、自衛隊のイベントにもたくさん出演したいです。また、一日艦長や一日駐屯地司令、一日基地司令に挑戦したいです！自衛官募集ポスターのモデルにも挑戦したいです」と胸を躍らせている。