たすきや千人針を遺族の手に 彦根で戦争遺留品返還式
2024年2月7日 05時05分 (2月7日 15時11分更新)
三日月知事（左）から遺留品を受け取った岸田さん（左から2人目）ら遺族＝大津市で
戦争で亡くなった人の持ち物を遺族に届ける「戦争遺留品返還式」が6日、大津市内のホテルで開かれた。彦根市の岸田五典（いつすけ）さん（79）に、戦死した兄の長次郎さんのたすきと千人針が返還された。（片山さゆみ）
たすきは日章旗をたたんで縫い合わせて作られており、「岸田長次郎君」「亀山村」と書かれていた。亀山村は現在の彦根市にあたる。千人針は武運長久を祈って布に糸を縫い付けたもので、出征する兵士のお守りとされた。...
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