札幌市の図書館 > よもやまとしょかんばなし > 第7回 もらって嬉しい寄贈本のおはなし
ここから本文です。
2010年12月のおはなし
時々「うちにもう読まなくなった本があるんだけど、図書館で引き取ってもらえないかしら?」というお問い合わせをいただきます。実は札幌市中央図書館のホームページには利用者のみなさまに本の寄贈をお願いしているページがあるんですが、ご存じでしたか?
今回はニャンゴロが「寄贈」についてお話しします。
図書館では利用者のみなさまからいただいた本を寄贈図書として受け入れています。
図書館で借りた本の、タイトルが書いてあるページ(標題紙といいます)に『寄贈』というハンコがおしてあるのを見たことはありませんか?これが寄贈図書の目印です。
寄贈図書を受け入れる条件は『どのような取り扱いをするかは、全部図書館にお任せいただくこと』です。本はお持ちいただいた図書館で必ず所蔵するとは限りません。他の図書館で受け入れることもありますし、場合によっては図書館以外の施設で利用することもあります。どうぞこの点はご理解ください。
では図書館がどんな本を求めているのかというと…
・予約の多いベストセラー
・長く読みつがれているロングセラーの児童書
などです。予約の多い本をいただくと、みなさまの予約待ち時間を短くすることができます。長く読まれて汚れてしまった本は、さしかえてキレイな状態で読んでもらう事ができます。
特に寄贈を必要としている本についてはこちらのページをごらんください。また、図書館の掲示板やミニポスターなどでも本の寄贈をお願いしています。
本来なら利用者のみなさまが希望する本を希望の数だけ図書館がご用意したいのです。しかし、限られた予算や蔵書構成(どの図書館にどの本をどれだけおくか)の都合で、どうしてもすべての希望にお応えすることはできません。そんなとき「この本、図書館で使ってね」といただく寄贈図書がどれほどありがたいことか!
わからないことがあればお近くの図書館、図書室まで、お問い合わせください。
そして、もらって嬉しい寄贈本、実はまだあるのですが、それはまたの機会にお話ししますね。