化石発見の巨大クジラ、史上最も重い動物か 推定体重85~340トン

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沿岸部に生息する「ペルケトゥス・コロッスス」を描いた再現図/Alberto Gennari

沿岸部に生息する「ペルケトゥス・コロッスス」を描いた再現図/Alberto Gennari

(CNN) 南米ペルーで化石が発見された太古の巨大クジラについて、史上最も重い動物だった可能性があるとの研究結果が2日、科学誌ネイチャーに発表された。

この生物は絶滅した「ペルケトゥス・コロッスス」。論文の筆頭著者ジオバンニ・ビアヌッチ氏によると、推定体重は85~340トンに上り、これまで紛れもなく世界最大の動物と考えられていたシロナガスクジラと同等か、それ以上の水準だという。

発見されたペルケトゥスの部分骨格は13本の椎(つい)骨、4本のろっ骨、1本の寛骨からなり、体長は推定17~20メートル。シロナガスクジラの体長25メートルには及ばないものの、骨格の質量では既知のどんな哺乳類や海生脊椎(せきつい)動物をもしのぐ可能性があるという。

しかも、ペルケトゥスの体重はシロナガスクジラの2~3倍に上っていた可能性が高い。現生のシロナガスクジラの体重は最大149.6トン。

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