真野恵里菜「アイドルイメージ壊したい」 決意の裏側につんく♂への恩返し
映画
2013年2月にハロー!プロジェクトを卒業後、女優を中心に活動している真野恵里菜。そんな彼女が「大人気作品の実写化は不安しかなかった」という中で、全力で取り組んだ作品が『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズだ。約半年間の撮影中、高いモチベーションで臨んだ本作への想いを語る彼女から、女優・真野恵里菜の覚悟や決意が垣間見えた。
【関連】真野恵里菜インタビュー写真
撮影開始から短編シリーズ放送、そして劇場版公開まで約2年の月日が流れた。真野にとってこの時間は「私がキャスティングされたとき『この人、誰なんだろう？』という声が多かったと思うんです。だから他の作品でも存在感を示して、パトレイバーにリンクさせていかなければいけないと思ったし、一方で、パトレイバーを見た人が『こんな役者がいるんだ、これから応援したいな』って注目してもらいたいという思いもありました。闘争心や野心を持って臨んだ作品。燃えましたね」とかけがえのないものだったことを明かす。
ハロー!プロジェクトを卒業後、間もなく撮影に入った本作。2014年4月から短編シリーズが劇場やBSで放送されると、真野演じる泉野明は、コミカルさと強さ、脆さをもったキャラクターとして、見ている人に強い印象を残す。女優としての知名度や露出も上がった。「卒業したときに思い描いていたより、充実しているかな」と現在の状況について語った真野。しかし一方で「まだ満足していない部分もあります。もっと色々な作品に出たいし、皆さんが持っている真野恵里菜というイメージを壊したいんです」と強い視線で訴える。
真野のパブリックイメージ──。「やっぱりアイドルのイメージが強いんだろうなって感じます。真野恵里菜って調べると『ハロー!プロジェクト』って言葉が最初に出てきますしね。決して悪い意味ではないのは分かっていますが、撮影現場でも『アイドルだもんね』って言われることもあります。そのイメージに負けたくないです」。その言葉の裏には、先日声帯を摘出し、声を失ったことを発表したつんく♂への恩返しもある。「最初（手術の）話を聞いたときはビックリしましたが、つんく♂さんの決断に勇気をもらいました。役者として頑張っている姿を見てもらいたいです」。
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