卓球女子団体 57年ぶり金ならずも中国に健闘 早田「競ることができたのは初めての感覚」
「アジア大会・卓球」(26日、杭州)
卓球女子団体決勝の日本(早田ひな、平野美宇、張本美和)は中国に0-3で屈した。
中国の牙城を崩せなかった。57年ぶりの金メダルはならなかったが、世界ランク1~3位が顔をそろえた強敵に若いチームが健闘。23歳の早田は「どの試合も競ることができたのは初めての感覚だった」と手応えも口にした。
早田と同い年の平野はラリーで互角に戦い、東京五輪女王の陳夢との最終ゲームに持ち込んだ。ただ5-5から6連続失点し「競った場面の勝負強さは中国選手がまだまだ強い。そこを突き詰めていくべき」と反省した。
東京五輪団体決勝でも敗れた中国の背中は近づいている。世界ランク3位の王曼昱から1ゲーム先取した15歳の張本美は「自分の成長につなげられる試合になったので、すごい幸せ」と充実感をにじませた。