６日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」では、ついにスズ子（趣里）が、梅吉（柳葉敏郎）に「ホンマの娘やないからか？」と口走ってしまう。

　この日の「ブギウギ」では、梅吉が故郷の香川に帰ると言い出し、スズ子はびっくり。梅吉は香川の友人から仕事を手伝って欲しいと言われたといい「一からやりなおしたい」と吐露。六郎を亡くしたショックから立ち直れないスズ子は動揺し「わてがおるやろ？わては数にはいらへんの？」と詰問。答えない梅吉に、スズ子は思わず「ほんまの娘やないからか？」と口走ってしまい、梅吉も、なんともいえない表情で「なんて？」と聞き返す…。

　スズ子は、ツヤの友人の子で、父親は、地元の金持ち一家の息子。スズ子の本当の母は、その家で女中をしていたため、その家からは認められず、途方に暮れていたときに、やはり妊娠していたツヤが一緒に生もうと励まし、生まれたスズ子も引き取る。

　ツヤも梅吉も、スズ子の生まれた事情は一切話さず、本当の娘として育てたが、スズ子は香川に法事で帰省した際に全てを知ってしまう。だが知ったことをツヤと梅吉には隠し通していた。

　ツヤは何も知らずに他界し、梅吉にも香川での出来事は話していなかったが、ツヤも六郎も亡くし、さらに梅吉まで自分のもとを去ると言い出し、スズ子もついに本音を口走ってしまう…。

　ネットでも「梅吉に告げたひと言が、どうしようもなく重い」「出生についてちゃんと話し合わなかった事が今ここで響いてくるのか」「梅吉さんとはどうしても『実の子ではない』がちらついてしまう」「スズ子には梅吉しかいないのに」など、２人のやり取りを悲しむ声が上がっていた。