桜や梅など“枝もの”の花瓶は選び方に注意が必要。軽すぎたり高さが足りなかったりすると、枝の重さに負けて倒れてしまうことも。この記事では枝ものを生けるのに適した花瓶25選をご紹介。枝もの向けの花瓶を上手に選んで、お部屋に季節感を演出してみよう。

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枝もの花瓶の選び方

1.花瓶の高さとシルエットに注意する

枝もの用の花瓶選びで最も重要なポイントは、花瓶の高さと安定感。通常の花よりも重さと高さがあるので、大型の花瓶を用意しよう。 花瓶の高さは30㎝ほどあるものを選ぶのがおすすめ。 また底が平らで安定感のある花瓶を選ぶようにしよう。円柱型の花瓶は安定感があり生けやすいので、初心者には最適。

2.インテリアに合う素材を選ぶ

花を生けるときと同様に、枝もの用の花瓶も素材にこだわりたい。大きめの花瓶であってもガラスや陶磁器など素材の種類はさまざまあるので、部屋のインテリアに合わせたものを選んでみて。

3.そのまま飾ってもインテリアになるものを選ぶ

大きめの花瓶はテーブルサイズの小型花瓶に比べて、自宅では収納スペースに困ることも。そこで提案したいのが、枝ものを生けなくてもそのままでインテリアの一部となるデザイン性の高いもの。デザインが個性的だったり、鮮やかなカラーリングのものを選べば枝ものを生けなくても、おしゃれな空間を演出してくれる。

枝もの用花瓶のおすすめ25選

編集部が枝ものにおすすめの花瓶を5ジャンルに分けてご紹介。円柱型、定番のガラス素材、味のある陶磁器、一輪挿し用、個性派デザインの5ジャンルからお気に入りを見つけてみて! ※送料が別途かかるアイテムもあり

生けやすい円柱型

「エンシェント グリーク サンダルズ」の“ガラスフラワーベース&レザーホルダー”

花瓶
MATCHESFASHION

ギリシャの建築や神話にインスピレーションを受けたアイテムを展開するブランド。シンプルな円柱状のガラスベースに、天然染料でなめしたナチュラルな色合いのレザーホルダーを合わせたアイテム。異素材ミックスでトレンド感たっぷり。(φ14.5×H30.7㎝)
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「LSAインターナショナル」の“コラム フラワーベース L”

花瓶 枝もの
FARFETCH

ポーランドの吹きガラス職人の技術を使った、上質なガラスアイテムを展開する「LSAインターナショナル」。底と壁に十分な厚みのあるデザインなので、シンプルなクリアガラスながらも高級感漂う。どんな枝ものにも使いやすいうえ、カラーやユリなどの背の高い花にも最適。(φ20×H50㎝)
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「ブロック・ストゥディオス」の“ピンク ボーダー フラワーベース”

花瓶
SSENSE

ファッションブランド「スンネイ」とコラボレーションした大理石の花瓶。日常使いするアイテムをあえて大理石で再現するというコンセプトにより生まれたアイテム。異なるカラーの大理石を組みあわせてボーダー柄を表現した、遊び心あふれるデザインだ。(φ14×H33㎝)
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ガラス素材

「ヌード」の“ネイビー & トランスペアレント ラージ マグノリア フラワーベース”

花瓶 枝もの
SSENSE

イスタンブールを拠点にするガラスメーカー「ヌード」。“極限までデザインを削ぎ落としたシンプルさ”をテーマにしたミニマルなデザインが魅力。ネイビーとクリアのコンビネーションが美しいグラスは、手仕事で製造しているため一つずつのニュアンスの違いを楽しんで。(φ18×H32㎝)
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「メゾン・バルザック」の“XL ロウロウ フラワーベース”

花瓶 枝もの
FARFETCH

シドニー発のブランド「メゾン・バルザック」は、オーナーが幼少期に過ごした南フランスの記憶をデザインソースにしている。ポップな淡いピンクカラーと個性的シルエットが魅力。(φ8.5×H29㎝)
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「セラックス」の“ブルー ラージ ウインド&ファイアー フラワーベース”

花瓶 枝もの
SSENSE

ブルーとブラウンのグラデーションが美しい「セラックス」のフラワーベース。古い薬局のポットをデザインソースにしている。口が狭めなので植物が広がりにくく生けやすい。(φ18.5×H40㎝)
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「ノーマン・コペンハーゲン」の“ステップ ベース”

花瓶 枝もの
Finnish Design Shop

時代が変化しても通用する、現代的で実用性の高いアイテムを数多く発表している「ノーマン・コペンハーゲン」。ドイツのデザインスタジオ、ビューロ・ファモスがデザインを手がけたステップベースは、表面のテクスチャーと独特なフォルムが魅力。オブジェとしてこのまま飾っておくのも◎(H16cm~)
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「AYTM」の“グラキエース ベース L クリア”

花瓶 枝もの
Finnish Design Shop

伝統的な北欧デザインを継承しつつ、シンプルながらも個性的なアイテムを製作しているデンマーク発の「AYTM」。ハンドメイドで仕上げられる花瓶は、氷山からインスピレーションを受けた円錐形の底面が個性的。オブジェ感覚でそのまま飾っても美しい。(φ12.6×H29㎝)
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陶磁器

「ビージッピー」の“イエロー チューブ ヘックス フラワーベース”

花瓶 枝もの
SSENSE

明るい色彩のストーンウェアのアイテムを幅広く展開する、カリフォルニアのデザインスタジオ「ビージッピー」。表面の凹凸デザインが個性的な花瓶は、釉薬仕上げの独特な風合いを楽しめる。(φ11.5×H28㎝)
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「プロジェクト213A」の“ブラック ジェミニ フラワーベース”

花瓶 枝もの
SSENSE

高級陶磁器の産地として知られるポルトガルの工房と連携し、職人の技術が光る陶器アイテムを展開する「プロジェクト213A」。地元で調達された素材を使って製作された花瓶は、丸みを帯びた柔らかなシルエットが魅力。口が2つあり生けやすいの嬉しいポイント。(W13×H28㎝)
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「ティナ ヴァイア」の“サンタ フラワーベース”

花瓶 枝もの
MATCHESFASHION

「ロエベ」や「プラダ」などのファッションブランドのストアデザインを手がけたティナ・ヴァイアによるブランド。艶のある質感とテラコッタカラーが特徴で、スペインでハンドメイドで製作されている。(φ16.5×H36㎝)
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「シン」の“ホワイト セノーテ フラワーベース”

花瓶 枝もの
SSENSE

ねじりや曲線デザインが特徴の「シン」。ブルックリンのスタジオで製作された花瓶は、丸く切り抜かれたようなデザインが新鮮。どんなカラーの植物とも相性のいいオフホワイトで、オールシーズン使えるアイテム。(φ9×H32.5㎝)
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「マーティン・ヘルマ・アンダーソン」の“ブルー ペイント フラワーベース”

フラワーベース
SSENSE

「マーティン・ヘルマ・アンダーソン」はベルリンを拠点とするブランド。建築家でもあるデザイナーが生み出す花瓶は、ミニマルで無機質な都会の雰囲気を感じる佇まい。(W16.5×H29㎝)
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「ペルラ・ヴァルティエラ」の“ブラウン フラワーベース”

フラワーベース
SSENSE

日本でも経験を積んだ作家ぺルラ・ヴァルティエラによる釉薬仕上げの花瓶。故郷メキシコの伝統工芸と、日本を代表するデザイナー柳宗理のエッセンスを作品に投影している。ヴィンテージのような渋さのある佇まいは、野バラなどの実付きの枝ものと好相性。(φ18×H35.5㎝)
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一輪挿し用

「ダイナソー デザインズ」の“タワー ラージ フラワーベース”

花瓶
MATCHESFASHION

レジン特有の半透明のテクスチャーと丸みのある個性的なフォルムの花瓶は、シドニー発のブランド「ダイナソー デザインズ」のもの。レジンの加工技術は特許も取得している。高度な技法によるディテールの美しさが魅力だ。(H41.1㎝)
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「フラマ」の “SSENSE限定 クリア ナロー 0405 ボトル 450 ml”

フラワーベース
SSENSE

コペンハーゲンを拠点に、家具やライフスタイルアイテムを幅広く展開する「フラマ」。ハンドメイドのクリアベースは、すっと伸びたデザインが背の高いグリーンや枝ものにぴったり。SSENSE限定のアイテム。(φ5×H29㎝)
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「カレン・クナーフ」の“SSENSE 限定 ブルー フラワーベース”

フラワーベース
SSENSE

工業デザインに洗練された感性を落とし込んだデザインが特徴の「カレン・クナーフ」の個性的な花瓶。アルミニウムをフェルトでコーティングするという珍しい素材を使用。あざやかなブルーは白系の植物と合わせて爽やかにコーディネートしたい。(H33㎝)
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「ネイト・コッターマン」の“オレンジ ラージ ラウンド ティルト 花瓶”

フラワーベース
SSENSE

ベネチアの伝統的な吹きガラス技法を使って、モダンなデザインのアイテムを生み出している「ネイト・コッターマン」。鮮やかなオレンジカラーと風船のようなフォルムが存在感たっぷり。(W19×H32㎝)
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「バレリア・バッシ」の“ブルー バブルズ アンバー フラワーベース”

フラワーベース
SSENSE

バルセロナ発の注目フラワーベースブランド。“バブルベース”と名付けられたように、泡が重なったようなアイコニックなデザイン。フラワーベース自体がオブジェのようなので、枝ものを一輪差しするだけで洒落た雰囲気に。(W9.5×H40㎝)
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個性派

「コンプリーテッドワークス」の“ジャイアント ソリチュード フラワーベース”

フラワーベース
MATCHESFASHION

不調和な美しさをデザインコンセプトにするジュエリーブランド「コンプリ―テッドワークス」による花瓶。ゆがんだような独特のフォルムが印象的で、素材はマットな質感の陶器。(W20×H39.1㎝)
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「ヘンリー・ホランド・スタジオ」の“グレート ヘイ ラージ フラワーベース”

花瓶
MATCHESFASHION

2021年にデビューした新進気鋭の陶器ブランド。マーブルパターンと左右に飛びだしたデザインがアイコニック。個性的なデザインながら安定感のあるフォルムで、生けやすいのもポイント。(φ10.4×H28.1㎝)
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「ハウス・オブ・ハックニー」の“フローラ ファンタジア フラワーベース”

花瓶
MATCHESFASHION

パターンやカラーを大胆に使用するイギリス発の「ハウス・オブ・ハックニー」。立体感のあるフローラルモチーフが印象的で、釉薬仕上げのセラミック製。底面には滑り止め付きなので床置きも可能だ。(φ15.7H×H37㎝)
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「ラ・ダブル・ジェイ」の“ワイルドバード ラージ バブル フラワーベース”

花瓶
MATCHESFASHION

エディターとしても活躍する、J・J・マーティンが立ち上げたライフスタイルブランド。イタリア産のポーセリンを使用し、花や鳥のモチーフが大胆に描かれている。縁には18Kゴールドメッキが施され、ディテールまで華やか。(φ12×H31.8㎝)
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「ストーリーズ・オブ・イタリー」の“トール ダルマータ フラワーベース”

花瓶
SSENSE


ミラノを拠点とするインテリアグッズブランド。独特な模様が特徴的なムラーノガラスの花瓶は、シックで高級感のある佇まい。オブジェ感覚でそのまま飾るのもおすすめ。(W21.5×H33㎝)
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「テミス・ズィー」の“セレニティ フラワーベース”

花瓶
MATCHESFASHION

ギリシャのアテネやミコノス島での幼少期の思い出をデザインソースにしている「テミス・ズィー」。クラシックなカーブシルエットに、温かみのあるペイントを施した。十分に高さがあるので、背の高い枝ものに最適。(W18×H47㎝)
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枝ものおすすめ6選

コットンフラワー

cotton flowers on beige background top view, minimal floral card
IrenaStar//Getty Images

ドライで販売されているコットンフラワーは、見た目も変化しづらいので扱いやすい。リースなどの材料としても使われることから、飾るだけで部屋が秋冬らしい雰囲気になる。大きめの花瓶に何本かまとめて飾ってみるのがおすすめ。

パンパスグラス

pampas grass branches in vase on pastel neutral beige background with sun light and trendy shadow reeds foliage modern interior design concept
Magic cinema//Getty Images

秋頃になると出回るパンパスグラスは、ドライにすると長い間楽しめる。一般的にはドライのイメージが強いが、フレッシュなものが出回ることも。一輪挿しにしても、まとめて飾ってボリューム感を出しても◎

アレカヤシ

sunny summer wellness interior in tropical style green palm leaves in vase in sunlight with shadow on white marble tile wall, wood table, copy space, vertical
AlinaYudina//Getty Images

南国ムード漂うアレカヤシは、シンプルな白い陶器と合わせてグリーンとのコントラストを楽しんだり、背の高いガラス素材の花瓶と合わせて涼しげに飾るのもおすすめ。


花瓶
Dreet Production//Getty Images

季節ものの定番といえば、桜。クリアガラスの花瓶に生ければ、枝の表情も楽しめる。枝の動きを生かして飾るとダイナミックな印象に!

ネコヤナギ

some pussy willow in vase put in a bathroom
Praiwan Wasanruk//Getty Images

秋の終わりから春まで出回る、ふわふわとした実が特徴のネコヤナギ。何本かまとめて高さを生かして飾るとバランスが取りやすい。

ユーカリ

green eucalyptus leaves in vase on white window sill front view place for text, copy space
Yaroslav Litun//Getty Images

定番のユーカリは、ボリュームたっぷりにユーカリだけで生けたる、他の植物を組み合わせたりと汎用性が高い。ドライにして長く楽しむこともできる。

枝ものを花瓶に生ける際のポイント

1.スペースと花瓶を確認する
キッチン、ダイニング、リビングのどこに飾りたいかをまず考えてみよう。事前にどのくらいのスペースが必要か確認しておくと、買うべき花のサイズや形を判断するのに役に立つ。

2.サイズを調整する

トリミングする前に、茎を縦に持ち、花瓶の横に並べて。ロマンチックな見た目にしたい場合は、高さを容器より約7~10cm高くするといい。コンパクトにぎゅっと詰まったアレンジにするには、容器よりも約2~5cm高い位置でトリミングするといい。1日おきに水を変え、その度茎を切るのがベターだが水の量や有無は購入時に花屋でしっかりと確認しておこう。

枝ものを飾るときのアイデア

1.ダイニングテーブルの上に飾る
季節を感じる枝ものをダイニングテーブルに置くことで、インテリアを変えずに部屋の印象を大きく変えられる。円柱型のクリアベースなら、どんな家具や枝ものとも相性抜群。

almond blossom twigs in a vase on wooden table in living room springtime at home
Natalia Ruedisueli//Getty Images

2.床に置く
安定感と高さのある花瓶であれば、床に置くことも可能。

dry wild white petaled flowering plant in fancy vase on wooden flooring against light curtains
Olena Ruban//Getty Images

3.サイドテーブルの上に飾る
ベッド横のサイドテーブルなどに飾ることで、ベッドまわりが華やかな雰囲気に。

花瓶
Getty Images

4.スツールの上に置く
椅子やスツールの上に置くことで目線に合わせ、軽やかな印象に。ペットや赤ちゃんのいる家庭におすすめの置き方。写真のように床置きと組みあわせても◎

wild dried plants bouquetes in textured and glass vases in light room
Olena Ruban//Getty Images


5.鏡の前に飾る
鏡の前に飾ることで、違う角度からの植物の表情が楽しめる

spacious london apartment furnished with asian, european and african pieces
Andreas von Einsiedel//Getty Images




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