地球上には世界一高いビルや世界一高い場所にあるレストラン、または世界一大きなショッピングモールなどなど…際立った魅力を示すそうと“世界一”である面を求め、ときにそれを探し出し…効果的な宣伝文句に活用する物件が少なくありません。
そんな中、このたび数々の世界的記録を持つ都市ドバイはまた新たな目標を達成させました。それがこの「世界で最も深いプール」であり、一般公開を果たしました。
それは専門的なダイビングセンターの一部であり、プロだけでなく初心者も楽しめる新しいアトラクション施設です。その名は、「Deep Dive Dubai（ディープ・ダイブ・ドバイ）」です。
その深さは60mであり、それは海でも深海と呼ばれるほど。建物で言えば超高層建築に値し、マンションで例えるなら約20階になります。そんなこのプールが完成するまで世界で最も深いプールだったのはポーランド・ムシチョヌフにある「Deepspot」で、その深さは45mでした。
オリンピックで使用される規模のプールと比較するなら、6個分に相当する容量となり1400万リットルの真水で満たされています。また、平均的なダイビングプールの12倍の深さであり、さらにその広さは約4倍になります。そんなわけでここ「ディープ・ダイブ・ドバイ」は、2021年6月27日にギネス認定されていました。
とは言え、今までこんなプールがあったことなど、知らない人も多かったはず。なぜならこれまでこのプールは招待制であり、限られた者しか楽しめなかったのです。ですが現在では、ホームページ上で一般客の予約を受け付けるようになりました。
そんなわけで現在、再び話題となっているのです。
ご覧ください、これは忘れられないダイビング体験ができること間違いないでしょう。まず、その魅力として声高に言いたいところは、実際の海とは異なって身体が冷えにくいところです。水温は摂氏30度に保たれており、着心地の悪いウエットスーツの心配は不要であり、水着で泳ぐことができるのです。その様子は、まるで水中遊園地です…。
水温は摂氏30度で暖かい
屋内プールは、真珠採りの潜水が盛んなUAEの歴史にちなんで1500平方メートルの牡蠣のカタチをした建造物に収められています。そして、プールの中に広がる海底都市はあなたの好奇心を揺さぶること間違いないでしょう。
水中都市の探索ができる
潜っていくと、“廃墟”となった集合住宅を丸ごと探検したり、ゲームルームで水中ビリヤードをしたりすることもできます。内部には、最新の照明と音響システムが設置され、すべてにおいてリアリティを追求したさまざまな雰囲気をつくり出しています。また、地域最大級の水中撮影スタジオの設備も整っており、施設の近くにはプロが使用する編集室も用意されています。
水深60mに不安を感じる人には
ガイドツアーも高気圧室もアリ
ここ｢ディープ・ダイブ・ドバイ」では、初心者から認定ダイバーまでのコースがあり、これからダイビングを始める人やまだ不安を抱く人は、いつでもガイドツアーに参加できます。また水中内には50台以上のカメラが設置されており、あなたの記念すべき思い出を記録してくれるのです。
安全面が不安な人のために万が一に備えて、12人収容できる最新鋭の高気圧室（酸素を使用）も備えられています。
その他にも、この施設には大きな窓とテレビスクリーンからプールの中の景色を楽しめるレストランもあり、実際にプールに入ることができない人々も外から覗くことができます。
Source / ESQUIRE ES
