芸能マネージャーに向いている人とは?必要なスキルも解説

芸能マネージャーは、芸能人の活動がうまくいくようにサポートする仕事です。担当芸能人の売り込みなどにも関わることから、向き不向きが分かれやすい仕事ともいえます。今回は、芸能マネージャーに向いている人の特徴や求められるスキルなどを紹介します。


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芸能マネージャーに向いている人の特徴

芸能マネージャーになるにはどのような要素があると良いのでしょうか。ここでは芸能マネージャーに向いている人の5つの特徴を取り上げます。

サポートするのが好きな人

芸能マネージャーは、担当芸能人が活躍できるように、さまざまな面から芸能人をサポートする仕事です。人の手助けにやりがいを感じる人、サポートした人が活躍する姿に喜びを感じられる人に向いているといえます。

なお、あくまでもサポート役になるため、芸能マネージャーが芸能人のように表に立つことはありません。自分自身が目立つような仕事をしたいと考える人には向いていないでしょう。

芸能界が好きな人

芸能マネージャーの仕事を続けるには、芸能界が好きであることも重要です。

芸能マネージャーには、担当芸能人のサポートだけでなく、芸能人を売り出すために業界研究やほかの俳優、タレントについて勉強することも求められるためです。

このような勉強や研究は、芸能界に興味がない人だとモチベーションを維持しにくいかもしれません。

人当たりが良い人

人当たりが良く、人から気に入られやすい人は芸能マネージャーに向いています。芸能マネージャーは人と関わる機会が多いうえ、芸能界自体が人付き合いを重視する人が多いためです。

担当芸能人を売り込むために普段から業界関係者と接することがあります。礼儀正しいことはもちろん、コミュニケーション能力も重要な要素となります。

担当芸能人と良好な関係を築くうえでも、人当たりが良いことは重要です。芸能人にもさまざまなタイプの人がいるので、円滑に仕事を進めていくためにも相手と良い関係を構築できる人が好まれます。

行動力がある人

芸能マネージャーには行動力も求められます。担当芸能人を売り込むためには、マネージャーが意欲的に営業しなければならないためです。

担当芸能人のプラスになる仕事をできる限り獲得するためにも、積極的な売り込みが必要になります。チャンスを逃さないよう、あいさつ回りに出向くなど、すぐに行動に移せる人が向いているのです。

芸能マネージャーに求められるスキル

芸能マネージャーになるために特別な資格は必要ありませんが、芸能マネージャーとして円滑に仕事をするにはいくつかのスキルが求められます。

芸能マネージャーを目指すなら、向き不向きだけでなく、求められるスキルについても確認しておきましょう。ここでは、芸能マネージャーに必要な5つのスキルを紹介します。

コミュニケーション能力

芸能マネージャーにとって必要なスキルのひとつがコミュニケーション能力です。芸能マネージャーは、担当芸能人はもちろん事務所の人や業界関係者など、さまざまな人と関わることになります。

担当芸能人が求めていることを把握してサポートしたり、事務所の意向を汲み取って業務に反映させたりするには、聞く力と話す力の両方が必要です。

また、担当芸能人を売り出すには、業界内での人脈を広げていかなくてはなりません。年齢や立場の異なる人とも打ち解けられるようなコミュニケーション能力も求められます。

正確な判断力

現場では、緊急で予定になかった案件が降りてきたり、予期せぬトラブルに見舞われたりすることもあります。どのような状況になっても、その場で適切に判断して臨機応変に動けることは、芸能マネージャーとして重要な能力です。

また、事務所の方針によって担当芸能人の売り出し方は異なります。必要に応じて仕事を選ばないと芸能人が世間に持たれるイメージも変わってしまいますので、舞い込んだ仕事を受けるかどうか、適切に判断する能力も必須です。

体力や精神力

芸能マネージャーは、担当芸能人のスケジュールが大きく影響する仕事です。現場まで送迎したり同行したりなど、担当芸能人の仕事が多いほど多忙を極めます。

また、現場でのサポートだけでなくマネジメントも重要な仕事です。緊急で仕事の連絡が来る可能性もあり、なかなか気を抜けません。忙しい仕事にもついていける体力や精神力を備えていること、健康であることが求められます。

マルチタスク能力

芸能マネージャーが担うサポート業務は多岐にわたります。必要に応じて適切にサポートするために必要なのが、複数の業務を並行してこなせるマルチタスク能力です。

ひとつのことに集中するタイプの人は、芸能マネージャーとして働くと大変さを感じるかもしれません。

ビジネスマナー

芸能マネージャーには、一般的なビジネスマナーも求められます。芸能界は、マナーや上下関係を重んじる業界です。相手の失礼にならないようにマナーを守って接することが求められます。

電話があればすぐに出ることも大切です。関係者からの電話にすぐに出ることができないと、仕事のチャンスを逃してしまうかもしれません。スマートフォンは肌身離さず常に携帯しておく必要があります。

ビジネスマナーが重要といっても、難しく考える必要はありません。あいさつをしっかりする、マナーを守った対応をするなど一般的な常識を備えていることや、人に対する気遣いができることが大切です。

芸能マネージャーに向いていない人とは?

ここまで、芸能マネージャーに向いている人の特徴や芸能マネージャーに求められるスキルについて紹介してきました。では反対に、芸能マネージャーに向いていない人とは、どのような人なのでしょうか。ここでは芸能マネージャー向きでない人の特徴をふたつ取り上げます。

不特定多数の人と話すのが苦手な人

芸能マネージャーはさまざまな人と関わる仕事です。

担当芸能人はもちろん、事務所の人や番組のスタッフ、雑誌の記者など、さまざまな関係者とコミュニケーションを取っていかなければなりません。また、担当芸能人の仕事を獲得していくために、人脈を広げることも求められます。

常に人と関わる必要があるため、人と接することに苦手意識のある人には難しい仕事かもしれません。人によっては仕事を苦痛に感じてしまうこともあります。

私生活のバランスを重視したい人

芸能マネージャーの仕事のスケジュールは、担当芸能人のスケジュールに左右されるため、休暇や勤務時間は不規則になりがちです。

ドラマ撮影やロケの場合は、担当芸能人を自宅から現場まで送迎してマネージャーもそのまま現場入りすることもあるため、芸能人より早起きする必要があります。

仕事が不規則になったり、場合によっては芸能人のスケジュールに合わせて早めの行動が必要になったりするため、決まったサイクルで仕事をしたい人には不向きといえます。

また、想定外のことも起きやすいため、プライベートを重視したい人は自分の時間を取りにくいかもしれません。

芸能マネージャーの1日のスケジュール

芸能マネージャーはどのような流れで仕事をしているのでしょうか。以下は、一日のスケジュール例です。

7:00 担当芸能人を迎えに行く
8:00 担当芸能人とともに現場入り
12:00 現場に同行し打ち合わせから参加
13:00 昼食
14:00 担当芸能人とともに次の現場へ
15:00 あいさつまわりとミーティングに同席
18:00 収録に立ち合い
19:00 担当芸能人を自宅に送り届ける
20:00 事務所に帰社してデスクワーク

上記はあくまでも一例で、担当芸能人のスケジュールによって異なります。複数の芸能人を担当する場合は、それぞれのスケジュールに応じた対応が必要です。

まとめ

芸能マネージャーを目指す際には、芸能マネージャーに求められるスキルや向いている人の特徴を知っておくことが大切です。

もちろん、芸能マネージャーに向いている人の特徴に該当しなくても、必要な資質は身に付けることができます。芸能マネージャーを目指すなら、今回紹介したスキルを身に付けるための努力を欠かさないことが重要です。