能登半島地震について、天皇皇后両陛下が被害に深く心を痛め、「直接お見舞いに行くことを希望されている」ご様子で「現地の活動に支障の無い時期に調整したい」と宮内庁長官が明らかにした。

両陛下は地震発生直後から被災地の状況に深く心を痛め、先週5日、側近を通じて、馳浩・石川県知事にお見舞いの気持ちを伝えられた。

西村泰彦・宮内庁長官は11日の定例会見で、「被災地のことを非常に心配され、直接お見舞いに行きたいお気持ちと拝察している」と明らかにした。

側近によると、両陛下は強い寒気の到来や避難所での感染症など、多くの人たちの健康状態を深く案じられているという。

ただ、現地での災害対応が最優先であり、「ご自分達が行くことで現地の対応に支障があってはいけないというお気持ち」だという。

こうした思いから、関係者から現地の状況について説明を聞くことも、まだ控えられている状況だ。

西村長官は「現地の状況を見極めつつ調整をしていきたい」としていて、現地の活動に支障の無い時期に、両陛下が現地入りし、被災者を直接お見舞い出来るよう、今後宮内庁は検討を進める見通し。

両陛下は2023年10月、定例の地方公務のため石川県を訪問したばかり。

また、陛下は甚大な被害が出た能登半島を学校の旅行や公務などでこれまでに訪れていて、現地の厳しい状況に深く心を痛められているという。

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