交通費が支給されるアルバイトは何?注意点も解説

バイト 交通費 支給 種類アルバイトを選ぶポイントの一つとして交通費が支給されるかどうかはとても重要かと思います。アルバイト先が自宅や学校からすぐ傍であればそれほど問題になりませんが、そうでない場合は交通費だけでも大きな負担になってしまいます。交通費の支給有無は、その企業や業種によって異なりますが、できればきっちり支給してほしいところです。ここでは、アルバイトと交通費をテーマに支給されるバイトやそうでないバイトの見極め方などを紹介していきます。

【目次】

アルバイトの交通費にはどういう支給形態がある?

バイト 交通費 支給 種類アルバイトでの交通費の支給形態はさまざまです。ここでは代表的な支給形態についてご紹介します。

(1)出勤日数×往復の交通費を固定で計算
毎週決まった曜日に定期的に出勤して、給与が月末締めの翌月払いのアルバイトをやっている場合は、出勤日数が確定した段階で、その日数に往復の交通費を掛け合わせた金額が、給与と同時に支払われるケースが多いです。支給の際は、給与明細の交通費欄に支給金額が記載されます。

(2)一番安い経路で計算されることが基本
積算の基礎になる往復の交通費は、居住地の最寄り駅から勤務場所の最寄り駅までの料金が基本です。同じ区間でJR線と地下鉄線など、いくつかの路線が利用できるときには、実際に利用している路線にかかわらず、最も安い金額になります。

(3)SUICAなどのICカードの金額で計算することが多い
最近では現金で切符を買うより、数円程度割安なSUICAやPASMOなどのICカード利用時の料金で計算されることも多くなっています。会社用でICカードが発行されてそれを出退勤時に使用し、月末のタイミングで読み取り機にかけて合計の交通費額を提出するようなやり方をする会社も増えています。

(4)法律上は交通費支払いの義務はないので注意
実際に交通費がいくらもらえるのかについては、会社・店舗によって大きく異なります。というのは、アルバイトの雇用環境を規定している労働基準法には、交通費の支給を会社や雇用者に義務付ける規定はないからです。つまり、交通費は払わなくても法律的には問題ないのです。働く側としては、仕事のために必要な交通費なので、支給してもらって当然であると思うかもしれません。しかし、実際は会社の福利厚生のひとつという扱いであることに注意しましょう。

交通費が支給されるかどうかについては、アルバイトの募集要項に明記されているので、応募の際に十分確認しておく必要があります。

 

交通費支給があるバイトで働きたい場合の注意点

バイト 交通費 支給 種類交通費が支給される場合でも、条件は会社によって異なります。そのためいくつか注意をしておくポイントがあります。特にチェックをしておきたい3つのポイントをご紹介します。

(1)支給上限が設定されているかどうかを確認
募集要項には「通勤手当全額支給」、「交通費一律1000円支給」、「交通費支給(上限あり)」などと書かれているはずです。全額支給の場合は問題ないのですが、上限が設定されているときには、金額の確認は必須事項といえます。
特に、居住地から離れた場所での勤務の場合、勤務日数に比例して交通費の支出額は大きなものになっていきます。上限を超えた部分は、自己負担になるわけですから、事前にしっかり確認しておきましょう。

(2)深夜残業がある仕事はタクシー代が出るかを確認
さらにいえば、深夜残業の可能性がある職種では、終電が利用できなくなったときのタクシー代についてもチェックしておいたほうがよいかもしれません。
もし、タクシー代が自己負担になれば、その日のアルバイト代がマイナスになる可能性もあります。

(3)通学ルートと通勤ルートが重なっている場合は?

ところで、アルバイト先への通勤ルートと通学ルートが重なっている場合の交通費はどうなるのでしょうか。一般的には、交通費手当は通学定期券の有無には左右されず、重なっている区間も、会社の交通費手当の規定に従って支給されます。

交通費が支給されるアルバイトは?

バイト 交通費 支給 種類以下に挙げるさまざまな職種のアルバイトでは、交通費が支給されるケースがほとんどです。ただし、これも業界の標準ということではなく、実際の支給条件は会社ごとに異なります。

(1)事務系のアルバイト
まず、オフィスで事務系のアプリを使うデータ入力のバイトや、不動産会社でのPCを使った入力作業、あるいは受付業務のバイトがあります。これらの事務系職種は、交通費が全額支給される代表的なものといえます。

(2)倉庫や工場でのアルバイト
また、倉庫内作業や工場でのバイトも一般的に交通費が支給されるようです。これらの就業場所は湾岸地区などに立地していることが多く、最寄り駅からは無料の送迎バスなどを利用することもあります。

(3)接客系のアルバイト
さらに、接客系職種も交通費の支給が期待できます。アパレルショップや百貨店の売り場などでの販売スタッフや、レストランや居酒屋などの飲食店でのホールスタッフなどが代表的なものです。

 

交通費が支給されるかは必ず事前にチェック!

交通費の支給について法的な義務はないので、雇い主の考え方次第で条件は変わります。支給が一般的な職種もありますが、それも傾向の問題で、実際には会社によって千差万別です。アルバイトを始める際には、応募要項に記載された情報を必ず確認するようにしましょう。交通費は、日額ではたいした出費にならなくても、積算すると結構な金額になるものです。興味のある仕事ができそうな案件であっても、給与額だけではなく、交通費の支給の有無も同時に考えて、アルバイト先を決めることをおすすめします。

 

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