外壁塗装にかかる期間は?作業工程や工期が延びる原因も解説

外壁塗装にかかる期間は?作業工程や工期が延びる原因も解説

外壁や屋根といった外装塗装をする場合にどのような作業があり、また工期がどれくらいかかるのか知っている方は多くないでしょう。塗装の工程は塗るまでの下準備や乾燥させる時間など、塗る作業以外にかかる時間が長く、想像よりも日数がかかるものです。今回は外装塗装にかかる期間について、スケジュールや作業工程、各工程に必要な日数、時間がかかるのはどのような場合かなどを解説します。

外装塗装にかかる期間

家における外装とは外から見える部分すべてを指します。外装はその家の印象を決めるものであり、建物の内部を雨風や暑さ・寒さから守るという重要な役目があるものです。

外装塗装の種類

外装塗装は大きく分けると外壁塗装、屋根塗装、その他付帯部の塗装に分けられます。外壁塗装は見た目の美しさを保ち、雨風・紫外線などの劣化要因から建物を守るため、屋根塗装は屋根の美観を保ち、雨漏りを防いで家の腐食と劣化を防ぐために行われます。付帯部には雨樋や幕板・軒天・破風・鼻隠しなどが含まれ、塗装は外壁塗装と一緒に行われることがほとんどです。

外壁塗装・屋根塗装にかかる期間

外壁塗装にかかる期間は10日~14日程度です。これは順調に作業が完了した場合の日数であり、塗装する季節や天候、職人の人数などによってさらに長くかかることもあります。屋根塗装にかかる期間は1週間~10日程度で、これも外壁塗装と同じく天候などにより延びる可能性があります。

外壁塗装・屋根塗装を同時にする場合

外壁塗装と屋根塗装を同時にする場合、工期は2~3週間程度とされています。ただしこれは順調に作業がすすんだ場合であり、長くなる場合は約1か月かかることもあります。

外装塗装の作業工程

ここでは外装塗装の、外壁塗装と屋根塗装が同時に行われる場合の、作業工程とかかる日数について順に解説します。

外壁・屋根塗装の作業工程

ここではトラブルなく塗装が進む場合の作業工程をご紹介します。1日目は近所へのあいさつおよび準備の日です。外壁・屋根塗装は大きな音がしたり、塗料が飛んだり、臭いが近所まで広がったりするため、塗装工事のことをあらかじめ伝えておく必要があります。

トラブルを避けるためにあいさつまわりは必ずしましょう。2日目は足場を組む日です。足場を組んで設置するほか養生やメッシュシートの取り付けも行います。3日目は高圧洗浄機で汚れを落とす日です。汚れが残っているときれいに塗料を塗れないため、高圧洗浄機で洗浄できない部分はブラシなどで洗浄します。汚れがひどい場合は洗浄に2日かかることもあり、乾燥する時間も必要なため、洗浄には3日間かかることもあるでしょう。

4日目は下地処理としてひび割れやはがれの補修、コーキングやサビの補修を行い、5日目は塗装前の養生として窓や玄関、車などをビニールシートで覆い保護します。6日目~8日目は下塗り、中塗り、 上塗りおよび付帯部の塗装をする期間です。下塗りは上に重ねる塗料が定着するようにする、下地を塗る作業でそのあと中塗り、上塗りをしますが、それぞれ塗ったあと1日は乾燥させる必要があります。9日目~10日目では屋根塗装をし、10日目は点検および手直し、11日目には道具の片づけと足場の解体をします。

工期が延びる要因

上記はトラブルなく工事が進んだ場合の日程です。工期が延びる原因として、天候不良・季節・劣化が激しく補修に時間がかかる、などがあります。そのほか、塗装する面積が広い・建物の形状が複雑である・乾くのに時間がかかる塗料を使っている、というものもあります。

外壁・屋根塗装は雨の日には作業ができません。また塗装した場合しっかりと乾燥させる必要があり、雨で濡れた場合は乾燥するまで次の塗装に進めないことが起き、結果工期が延びることになることがあります。塗装面が経年劣化により傷みが激しい場合、工期は延びます。そのほか、補修や下塗りに時間がかかる、建物の面積が広い、施工に時間がかかる建物の場合も同じです。そのほか、塗料によっては乾燥するまでの時間がかかるものもあること、冬は日没までの時間が短く、作業時間が短くなるため日数は1~2日長くなることも覚えておきましょう。

塗装の時期はいつがいいのか?

前項で冬は日照時間が短く、作業時間も短くなることをご紹介しました。では外装塗装に向いているのはどの時期なのでしょうか。

塗装に向いているのはいつ?

塗装工事に適しているのは空気が乾燥している春と秋です。そのため春や秋は塗装業者が忙しく、予約が取りにくいという面もあります。この時期に工事したい方は早めの予約をおすすめします。梅雨の時期は依頼する人が少なく、費用が割安になることが多い時期です。

ただし雨が多く湿度も高いので、工期は長くなる可能性が高く、業者によっては施工不良になることもあります。夏は高い気温により塗料が塗りやすく、工事が早く終わる可能性はありますが、窓を開けられないことで部屋の中にいられないこともあります。冬は乾燥しやすいものの、作業時間が短くなることや気温の低さ、雪などにより日数は長くなる可能性が高いでしょう。

まとめ

外装塗装の工事期間は、平均して外壁塗装が10日~14日、屋根塗装が7日~10日、両方同時にすると2週間~3週間です。外装塗装は塗料を塗るだけではなく、塗るまでの準備や塗料を乾燥させる時間が必要となるため、ある程度の工期は見ておく必要があります。また天候や季節などによっても工期は長くなることがあります。

「福島化学松山株式会社」は、大切な家を守るプロ集団です。外壁塗装や屋根塗装は早くて10年に1回と、機会は何度もありません。だからこそ中途半端ではなく高品質な工事にこだわりたいと考えています。家の状態をしっかり診断させていただき、最適なプランを提案いたします。外装塗装は私たちにおまかせください。