フロントガラスが曇る原因とは？効果的な対処法と予防法について

フロントガラスが曇る原因とは、空気中に含まれている水分にあり、車外と車内との温度差が大きい時に発生しやすくなります。運転中にフロントガラスが曇っていると、前が見えづらく厄介であるだけでなく、重大な事故を引き起こす危険性も！

今回は、フロントガラスが曇る原因や対処法などについてご紹介していきたいと思います。

 

フロントガラスの曇りは事故の危険も！

フロントガラスが曇った状態は前方の視界を遮ってしまいますので、重大な事故を引き起こす危険があります。乗車人数が増えたり、天候などによって突発的にフロントガラスが曇ってしまうケースも。

事故を防ぐためにも、フロントガラスの曇りが発生したらすぐに対処することが必要です。

 

フロントガラスが曇る原因は結露

フロントガラスが曇る原因である結露。発生しやすい条件や時期は次の通りです。

 

結露が発生しやすい条件

結露が発生しやすいのは、車内と車外との温度差が大きい時です。そもそも結露とは、空気中の水分が凝縮することで水滴となったもので、空気中の水分（水蒸気）が増えることによって発生しやすくなるのです。

空気中の水分が凝縮する理由は、空気中に含むことができる水分の量に限界があるという点にあります。空気中に含まれる水分量が限界量を超えることで、水蒸気が水滴（＝結露）となってフロントガラスをはじめとする窓ガラスが曇るのです。

 

結露が発生しやすい時期

結露が発生しやすい時期は、車内と車外との温度差が大きくなりがちな冬場や、空気中に含まれる水分量が多くなる雨の日や梅雨が挙げられます。特に雨の日や梅雨の時期は、傘や洋服に付着した水分が車内に持ち込まれるため、車の中の湿度がさらに高まるのです。

 

フロントガラスが曇るときの対処方法

フロントガラスが曇ると視界が遮られてしまうため、運転するには非常に危険な状態です。フロントガラスが曇るのを解消する方法は、次の通りです。

 

窓を開ける

フロントガラスが曇ってきてしまったら、まずは車内と車外の温度差を少なくするために窓を開けましょう。

しかし、梅雨時や雨の日など窓を開けられない時は困ってしまいますよね。そのようなときは、「内気循環」で対処しましょう。内気循環とは、空気の出入り口をふさいで車内の空調循環のことで、車の中に矢印が描かれているスイッチを押すと作動させることができます。

エアコン併用して使用すると、より高い除湿効果が期待できます。

 

エアコンをつける

エアコンをつけるだけでも、フロントガラスの曇りを解消することが可能です。ただし、エアコンだけでは車内の湿度を下げるのに時間がかかるため、即効性はありません。また、寒い時期の暖房は逆効果となってしまうので、注意しましょう。

 

デフロスターをつける

デフロスターとは「霜取り装置」のことで、扇形に縦の波線が描かれたスイッチが目印です。フロントガラスにエアコンから出た空気を吹き付けることで、曇りを解消することができるのです。

 

フロントガラスの曇るのを予防する方法

フロントガラスが曇るのをあらかじめ予防することも可能です。

 

窓ガラスをきれいにしておく

窓ガラスが汚れていると、曇りの原因となる水滴が付着しやすくなってしまうので、キレイに拭いておくことでフロントガラスが曇るのを予防することができます。中性洗剤を含ませた雑巾などで水拭きした後に、キッチンペーパーなどでからぶきして仕上げることで、洗剤の後を残さないようにすることも大切です。

 

曇り止めグッズを使用する

フロントガラスの曇りを予防するための曇り止めスプレーやコーティング剤なども数多く市販されています。ただし、曇り止め効果は車種によって異なる場合がありますので、使用する際は事前に確認しましょう。

 

除湿グッズを使用する

結露の原因となる湿気を抑えるために、除湿グッズを車内に置いておくのもおすすめです。市販の乾燥剤や除湿剤を、運転の邪魔にならない場所に置いておきましょう。

 

まとめ

今回は、フロントガラスが曇る原因や対処法などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？フロントガラスが曇ると視界が遮られてしまうため、非常に危険です。運転中に曇ってきてしまったら、今回ご紹介した方法で対処することはもちろん、日ごろから予防をしておくことも大切です。