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寒い時期でも水分補給を! 

こんにちは。保健師の鈴木です。徐々に秋から冬への移ろいが感じられる季節となってきました。

これからの時期、お祭りやクリスマスなど楽しみなイベントが待っている一方で、風邪やインフルエンザなど感染症が流行しやすい季節でもありますね。さらに、これからの時期は、空気の乾燥に加え、のどが渇きにくいなどの理由で、脱水になりやすい季節とも言われています。そこで今回は、寒い時期でも気をつけたい、脱水予防についてお話をしたいと思います。

【たかが脱水、されど脱水】
突然ですが、クイズです!あなたのからだに、水分はどのくらい含まれていると思いますか?

図1をご覧ください。成人男性の場合は約60%、成人女性の場合は約55%が水分です。あなたの体重の半分以上が水分の重さということですね。

体重あたりの水分量

図1:体重あたりの水分量 (出典:熱中症環境保健マニュアル2018 環境省)

【のどの渇き=脱水の証拠!?】
ここで再び質問です。皆さんはどんな時に「水を飲みたい!」と思いますか?おそらく、多くの方が「のどが渇いたとき」と答えると思います。しかし、「のどの渇き」サインに頼りきるのは、少し危険かもしれません。図2をご覧下さい。

脱水による症状

図2:脱水による症状 (出典:熱中症環境保健マニュアル2018 環境省)

私たちがのどの渇きを感じた時には、既に体内の水分は失われていることがわかります。乳幼児は、図1からわかるように、成人よりもからだにたくさんの水分が含まれていますが、代謝が活発なこと等により、大人が気づかないうちに水分をたくさん失ってしまうことがあります。お子さんがこまめに水分をとれるよう、大人が気を付けてあげることが大切です。冬場でも、お出かけ時には水分を持ち歩くことがお勧めです。

【脱水予防で冬に負けないからだづくりを!】
「のどが渇く前に水分補給を!」簡単なようですが、意外とできていないことに気づきます。とくに入浴中や睡眠中はたくさん汗をかくため、水分が不足しがちです。まずはあと2杯「目覚めの一杯、寝る前の一杯」を意識してみてください。パパ、ママ、お子さん、おじいちゃん、おばあちゃん…全員に当てはまることですので、ぜひ意識して冬を過ごして頂けたらと思います。

<参考>

  • 熱中症環境保健マニュアル2018 環境省                   

文/浜松市保健師 鈴木

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