帝国日本の大礼服 国家権威の表象 サピエンティア

刑部芳則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588603488
ISBN 10 : 4588603485
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

近代国家にふさわしい服を!高級官僚たちの悪戦苦闘。西洋に遅れまいと、開国まもなく明治政府は礼服を洋装に大転換する。高い身分に限定された大礼服は、豪華だが高価で手に入れるのは一大事だった。国の威信の象徴を人々はどう受け止めたか、忘れられた服の歴史を追う。図版多数。

目次 : 序章 大礼服には権威と魅力があるのか/ 第1章 近代洋式大礼服制の創出/ 第2章 文官大礼服の権威創出/ 第3章 宮内省と大礼服制/ 第4章 官僚と代議士の服装観/ 第5章 大喪および国葬と喪服/ 第6章 大正時代の服装の簡略化/ 第7章 昭和戦前期の大礼服制の改正と限界/ 第8章 戦時下の礼服/ 第9章 現代に残る礼服/ 終章 帝国日本の大礼服

【著者紹介】
刑部芳則 : 1977年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程修了。学位取得。博士(史学)。中央大学文学部日本史学専攻兼任講師を経て、日本大学商学部准教授。主要著作に『明治国家の服制と華族』(吉川弘文館、2012年、日本風俗史学会第27回江馬賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 秋津 さん

    明治日本が定めた大礼服を主な対象として、その制定から日中戦争期の運用停止、戦後の廃止まで、服制を通じ日本の近代を考察した一冊。大礼服は簡略化を経つつも身分、官等などを明示的に表し続け、爵位や勲章、位階と併せて帝国日本の権威付けへ貢献した様子が窺えます。大礼服の着用は特権であり栄誉であると同時に、服の準備や着用の際の負担が生じ、非着用者は儀式への参列が許されないなど、義務を着用者に強いるものということが様々な史料を通じて分かり、単なる大礼服のデザインの紹介、変遷に留まらない大変刺激的な本でした。

  • tkm66 さん

    大変面白い内容。モーニング・燕尾服との序列扱いも判った。高村光雲が大礼服来ている写真の意味も合点がいった。

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