悩ましい国語辞典 辞書編集者だけが知っていることばの深層

神永曉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784788714472
ISBN 10 : 4788714477
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
神永曉 ,  
追加情報
:
19

内容詳細

日本最大の辞書『日本国語大辞典』(13巻)。その編集者が言葉の変化の過程をスリリングに書いた日本語エッセイ。「悩ましい」ということばについて「官能が刺激されて心が乱れる」という意味しか載せていない国語辞典がほとんどだったが、最近は「AかBかの選択は悩ましい問題だ」(苦悩)という使い方をする人が増えている。これは誤用か?実は歴史的には苦悩の意味の古い用例があり、こちらが原義…。ことばは本当に悩ましい!

【著者紹介】
神永曉 : 小学館出版局「辞書・デジタルリファレンス」チーフプロデューサー。1956年、千葉県生まれ。小学館に入社以来、36年間ほぼ辞書編集一筋の編集者人生を送っている。NPO法人「こども・ことば研究所」を共同設立し、「辞書引き学習」を中心とした活動で全国行脚している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    これこそ読んでいく辞典であると思います。この本を書かれた方は日本最大の国語辞典である日本国語大辞典(全13巻)を長年にわたって担当してきた人だそうです。最近の用法や意味が変化している言葉などを200語近く収めていて解説してくれています。かなりきちんとした本で文化庁の調査なども引用されていて信頼できる本であると感じました。

  • いちろく さん

    日本最大の辞書である日本国語大辞典(以下 日国)の編纂にも関わった著者が提示するコトバの世界。コトバは時の流れでも変化するけれど、辞書毎の取り扱いにも特徴があるな、と改めて。例えば、日国では誤用でも三省堂国語辞典では俗語扱いで載っているコトバもある。日国は良い意味で固いイメージがあるけれど、より一層強くなった。余談ですが、この手の本も好きで偶に読むけれど、その割に身につかず誤用が少なくないのが私の特徴。結局、何度も読めばよいという事で。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    日ごろ自分が使っている言葉が、なんと不用意で不確かなものか、さいにんしきしました。 今どきの若者言葉についていけない自分が、同じように本来の日本語の意味合いを、取り違えて使ってきたことを痛感しました。

  • けんとまん1007 さん

    それにしても、辞書を編纂するとういうのは、想像を絶する世界だなあ〜と実感。その深さ、広さだけでなく、時代とともに変化するということもある。それから、方言とか地域による違い、メデイアやネットの影響もある。この手のを何冊か読んでいるので、お馴染みのも多かったが、改めて、日本語の奥深さを感じられる。この本の改訂版が数年置きにでると面白いかもしれないなあ〜。

  • Book・CaFe さん

    【船を編む】【三浦しをん】さんの推薦‼︎と帯に書かれていたので購入。 小学館に入社して36年、日本最大の辞書【日本国語大辞典】13巻 第2版の編集に関わってきた著者。 意味が揺れている悩ましいことばのエピソード集。特に歴史的背景や古典などから引用されていることばの語源は興味深い。 意外と間違って理解していたことばが、多いことに気付かされた。 【爆笑】【蛇に◯◯まれた蛙】は辞書で再確認しても良いかも… 新しい辞書が欲しくなり、本屋に行く度に辞書を物色しているこの頃

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神永曉

国語辞典編集者。1956年千葉県生まれ。元小学館辞典編集部編集長。小学館に入社後、37年間辞書編集に携わる。「NPO法人こども・ことば研究所」副理事長として活躍し、「辞書引き学習」の講習会や子ども向けワークショップなどを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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