札幌市営地下鉄大通駅コンコースの「たまり場」を失い、心のよりどころを求める若者たちは、さまよいながら行き場を移した。(報道センター 三島今日子、矢野旦)
■メンズパブで一晩7万円
アヤノ(16)は、ススキノのメンズパブに通うようになった。男性店員が女性客を接待し、飲食を楽しむ場所だ。金髪ロングの「エクステ」とメークで未成年を隠す。お気に入りの店員の売り上げを伸ばすため、高級シャンパンを注文し、一晩で7万円を支払ったこともある。「ホストクラブより安いし、大切な居場所」
アヤノはたまり場を離れた後、高校を退学した。シャンパンを手に喜ぶ店員からほめられる。それだけで仲間といた時のように孤独感から逃れられる気がする。高額な支払いは、交流サイト(SNS)を介した売春で稼ぐ。...
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