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世界の鉄道の起こり/ホームメイト

鉄道とは、レールの上を走る車両を用いた交通機関のことを指します。ここでは、世界の鉄道の起こりについて説明します。

産業革命発祥の地、イギリスで誕生

産業革命発祥の地、イギリスで誕生

蒸気機関車による鉄道が世界で初めて実用化されたのは、産業革命発祥の地、イギリスでした。

鉱山で生まれた鉄道

1802年、コーンウォールの鉱山で働く親方の息子であるリチャード・トレビシックが世界初の軌道上を走る蒸気機関車を発明し、1804年にウェールズのマーサー・ティドヴィルにあるペナダレン製鉄所で初走行させたのが始まりです。その当時はそれまでの馬車鉄道用のもろい鋳鉄レールを使用していたため線路が折れやすく、本格的な実用化には至りませんでした。しかし、その後ナポレオン戦争による軍馬の需要の増加で馬の価格が高騰し、運搬の代替手段として、レールと蒸気機関車を用いた鉄道の研究が熱を帯びていきました。

1825年、総延長40kmの旅客輸送がスタート

そうした背景もあり改良に次ぐ改良が重ねられ、のちに「鉄道の父」と呼ばれることになる機械技術者ジョージ・スチーブンソンの尽力により、1825年にイングランド北東部のダーリントンとストックトン・オン・ティーズを結ぶストックトン・アンド・ダーリントン鉄道が完成します。総延長約40kmの旅客輸送を実現し、これが蒸気機関車で営業運転を行なう初の鉄道となりました。

ダイヤを使った鉄道運行へ

さらに5年後には、やはりスチーブンソンの手によりリヴァプール・アンド・マンチェスター鉄道が開通しました。ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道では、当時の運河や有料道路と同様に、使用料を支払えば外部から所有者が車両を持ち込んで列車を運転することが認められていました。しかし、リヴァプール・アンド・マンチェスター鉄道では鉄道会社の自社所有の列車のみで運行され、初めてダイヤを使った運行管理が行なわれました。そのことから、この鉄道が世界で初めての実用的な鉄道となりました。

産業の活性化・旅客営業も本格的に

鉄道が実用化されたことによりリヴァプールの港とマンチェスター周辺の工場の間で、原料と製品をより高速で輸送することが可能になりました。また、当時の自動車よりも安く快適な乗り物であったことから、当初の想定に反し旅客営業でも成功を収め、その有用性はすぐに広く認められることとなりました。

世界に広がる鉄道

次第に、世界のいたる所で鉄道の建設が活発になっていきます。1826年にアメリカ、1832年にフランス、1835年にドイツ、次いでベルギー、イタリア、そして1853年には当時イギリスの植民地化が進んでいたインドと、各地で次々と鉄道が開通されました。イギリスでは1863年に初めて地下鉄が開業するなど、その技術は瞬く間に世界中に広がり、人々の生活に欠かすことのできないものとなっていったのです。

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