グレーを使っても暗い部屋にならないテクニックとは?
リビング、ベッドルーム、キッチンの3つの空間別に、グレーの選び方とアレンジのポイントを解説します。
黒田美津子
2015年10月6日
インテリアスタイリスト スタイル・ディレクター インテリアデコレーター ライター。
1988年「Hanako」(マガジンハウス)創刊メンバーとして雑誌記者に。
8年間のhanako記者生活の後、フリーランスとして出版各社の女性誌、デザイン誌を中心に各誌で記事制作、執筆、スタイリングを担当。現在は広告、イベント、展示、商業施設、ホテル、住宅、レストランのインテリアディレクション、スタイリング、コンセプトワークまで幅広く手がける。著書「HAPPY STYLE a to z」(ギャップ出版)など。
インテリアスタイリスト スタイル・ディレクター インテリアデコレーター ライター。
1988年「Hanako」(マガジンハウス)創刊メンバーとして雑誌記者に。
8年間のhanako記者生活の後、フリーランスとして出版各社の女性誌、デザイン誌を中心に各誌で記事制作、執筆、スタイリングを担当。現在は広告、イベント、展示、商業施設、ホテル、住宅、レストランのインテリアディレクション、スタイリング、コンセプトワークまで幅広く手がける。著書「HAPPY... もっと見る
インテリアにカラートレンドを取り入れると、家具やインテリア雑貨を変えなくても“いま”感のあるフレッシュな空間をつくることができます。今なら、ここ数年のトレンドであるグレーがおすすめ。グレーといっても微妙な色の違いにより、その表情はずいぶん違います。
部屋のニュアンスをととのえるなら、シルキーなライトグレーが適しています。ダイニングやキッチンなど、食に関係する部屋なら、少しブラウンの入ったグレージュが合わせやすいようです。ポイントはアクセントカラーを効かせること。これで、地味になりがちなグレーがシックな印象になります。
たとえば、ブラックを効かせるとタイトでマニッシュに。アクセントにレモンイエローを合わせれば、ぐっと今年らしくなります。きれいめのレッドのアクセントも華やかになるし、ピーコックグリーンやリーフグリーンを合わせて、ナチュラルなイメージを作るのも今年らしいやり方です。
インテリア雑貨や布もの、金具などメタルもので雰囲気を調整して、自分が快適だと感じる部屋を手に入れたいものです。では、部屋ごとにその使い方のコツを見ていきましょう。
部屋のニュアンスをととのえるなら、シルキーなライトグレーが適しています。ダイニングやキッチンなど、食に関係する部屋なら、少しブラウンの入ったグレージュが合わせやすいようです。ポイントはアクセントカラーを効かせること。これで、地味になりがちなグレーがシックな印象になります。
たとえば、ブラックを効かせるとタイトでマニッシュに。アクセントにレモンイエローを合わせれば、ぐっと今年らしくなります。きれいめのレッドのアクセントも華やかになるし、ピーコックグリーンやリーフグリーンを合わせて、ナチュラルなイメージを作るのも今年らしいやり方です。
インテリア雑貨や布もの、金具などメタルもので雰囲気を調整して、自分が快適だと感じる部屋を手に入れたいものです。では、部屋ごとにその使い方のコツを見ていきましょう。
1.リビングのグレーは安らぎを演出する色
淡くやさしいグレー、少しベージュの入ったグレージュを壁面全体にペイント。どんな色の家具でも合わせやすい色です。ダークブラウンでも、オークなどのライトベージュでもOK。額縁などに少しブラックを効かせると、空間が引き締まって見えます。
淡くやさしいグレー、少しベージュの入ったグレージュを壁面全体にペイント。どんな色の家具でも合わせやすい色です。ダークブラウンでも、オークなどのライトベージュでもOK。額縁などに少しブラックを効かせると、空間が引き締まって見えます。
壁面にもソファにも明るいグレーを使った、カジュアルシックなインテリアです。ウッドフローリング、ウッドの窓枠と合わせた、広さを感じさせるクリーンなイメージのリビングになっています。
グレー&イエローのリビングのアイデアを見る
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2.ベッドルームのグレーは落ち着きをもたらす色
やや強めのしっかりとしたグレーや、逆にごく淡いグレーでも、グレーは寝室をリラックスできる落ち着いた空間に仕上げてくれます。4つの壁面全部ではなく、1面だけグレーにペイントするのも軽快なイメージになるのでおすすめです。
やや強めのしっかりとしたグレーや、逆にごく淡いグレーでも、グレーは寝室をリラックスできる落ち着いた空間に仕上げてくれます。4つの壁面全部ではなく、1面だけグレーにペイントするのも軽快なイメージになるのでおすすめです。
ベッドルームは光がポイント。人気上昇中のベニワレン(モロッコの手織物)のラグ、クラフトパターンのクッションなどで、大人ナチュラルな部屋に。
ダークグレーを使った、落ち着いた気持ちで静かに過ごせる部屋。ダークな色の場合、部屋の広さによっては全部の壁面を塗ると沈んだトーンの暗い部屋になってしまう場合もあります。でも、1面だけペイントするなら、どんな部屋でも大丈夫。
ダークグレーのアクセントウォールの写真を見る
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3.キッチンのグレーは清潔感を表現する色
キッチンの場合はレトロなイメージになりすぎないよう、グレーの色選びは慎重に。失敗しないコツは、美味しそうな色や、シャープなグレーを基準にすること。
金具や取っ手などでブラックを効かせると、引き締まるだけでなく清潔感がプラスされます。もちろん、ホコリなどをためないように掃除に気を配ることも大切です。
キッチンの場合はレトロなイメージになりすぎないよう、グレーの色選びは慎重に。失敗しないコツは、美味しそうな色や、シャープなグレーを基準にすること。
金具や取っ手などでブラックを効かせると、引き締まるだけでなく清潔感がプラスされます。もちろん、ホコリなどをためないように掃除に気を配ることも大切です。
ベージュ系のグレー、グレージュを持ってくるとやわらかい雰囲気になります。イメージは、美味しいアイスクリームのような色。ミルクホワイトとの相性が抜群です。ロマンティックな雰囲気になるので、飾るものをあっさり目にして、バランスよく。自然素材もよく似合います。
マニッシュな濃いめのグレーはクラシックなフランスのキッチンの印象に。ウッドにペイントした面材を採用して、手作り感のあるカウンターでも、スイートなカントリーテイストではなく、トレンドのクラシックテイストを目指したい。
部屋全体はホワイトをベースに、ほんの少し、家具やラグでグレーを演出するのなら試しやすいでしょう。ブラックの効かせ方がポイントになります。あまりいろいろな色を使わないで、インテリア雑貨を選ぶ時も色彩を絞って購入することを心がけたいところです。
リノベーションの場合は特に、コンクリートなど素材のグレーを生かして、インダストリアルなインテリアを試みるのも素敵です。このワイルドなキッチンに立つ女性はきっと料理上手。
グレーとひと言でいってもさまざまな表情の色があり、選び方、使い方で好みの空間をつくることができます。この応用力の広さと、ちょっとした使い方のコツを知り、今ぜひ試してみたいカラーが、グレーという色です。
もし自分でインテリアコーディネートをするのが不安でしたら、専門家の力を借りるのも1つの方法です。簡単な質問に答えるだけで、お近くの専門家にすぐコンタクトできます。
2021年は2色!トレンドカラーのグレー+イエローをインテリアに取り入れるには?
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グレーとひと言でいってもさまざまな表情の色があり、選び方、使い方で好みの空間をつくることができます。この応用力の広さと、ちょっとした使い方のコツを知り、今ぜひ試してみたいカラーが、グレーという色です。
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弊社でもグレーをよく使います。オリジナル漆喰もグレーを主に使用しています。
グレーのもつ包容力と柔軟性に助けられることも多く、また陰影が綺麗にでるので大好きです。