J-AIR

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運航乗務職

業務内容の紹介

現在J-AIRでは座席数が100席未満のリージョナルジェットを運航していますが、「機長」と「副操縦士」それぞれが業務を明確に分担することで日々安全な運航を維持しています。ここでは、2人の役割について少し紹介をしたいと思います。

業務内容の紹介

パイロットを目指す者は、入社後、長期間の訓練を受けて乗務機種の国家資格を取得後、厳しい社内審査を受けます。それに合格してはじめて、副操縦士としてお客さまをお乗せして飛行することができるのです。「副」操縦士と聞くと、機長の添え物のように思われるかもしれませんが、副操縦士も独立した資格であり、一人前のプロフェッショナルなのです。その主な職務は、機長を補佐することです。運航中、機長と副操縦士は積極的にコミュニケーションを取り、機長は副操縦士の意見を大いに参考にして判断を下します。お互いをカバーしあえるようなコーディネーションが理想で、テクノロジーが発達した近年の飛行機では、副操縦士の業務管理能力への期待がますます高まっています。

業務内容の紹介

ところで「機長」と「副操縦士」とは別に、ふたりの操縦士それぞれの役割を表す対を成す言葉があります。「パイロットフライング(PF)」と「パイロットモニタリング(PM)」です。呼び名の通り、PFは主に操縦を担当し、PMはモニターや通信などを担当します。機長・副操縦士のどちらかがPFを、もう一方がPMを担当します。副操縦士は、気象条件などの制約があるものの、PFもPMも両方とも担当し得る能力があることがポイントです。

J-AIRの路線は比較的運航距離が短いためフライト数が多く、操縦の醍醐味でもある離着陸を副操縦士のうちから行える機会が圧倒的に多いです。J-AIRの環境は経験豊かなキャプテンとなるための土壌が整っているため、副操縦士から機長になるまでの年月も短く、これらは他社にないJ-AIRの大きな特徴と言えます。
そしてもっとも重要なことは、機長・副操縦士のどちらがPFを担当していたとしても、運航の責任を負うのは常に機長であるということです。どのような場面で副操縦士にPFを任せるかどうかの判断は、常に機長が行います。つまり、チームとしての最大の能力をいかに発揮させることができるかが、機長の腕の見せ所なのです。

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