野球殿堂入り2019 写真特集

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 2019年の野球殿堂入りが決まった(左から)立浪和義さん、権藤博さん、脇村春夫さん=2019年1月15日、東京都文京区の野球殿堂博物館 【時事通信社】

 野球殿堂博物館は15日、今年の殿堂入りを発表し、競技者表彰のプレーヤー部門(引退後5年以上)で、歴代8位の通算2480安打を放った元中日内野手の立浪和義氏(49)が選出された。立浪氏は候補者となって5年目での当選。
 取材歴15年以上の記者らによる投票で立浪氏は287票を集め、当選必要数(有効投票数の75%=279票)を上回った。次点は元ヤクルト投手の高津臣吾氏で225票だった。
 引退から21年以上経過した元選手らが対象のエキスパート部門では、監督として1998年に横浜(現DeNA)を日本一に導き、中日や日本代表の投手コーチなども歴任した権藤博氏(80)が選ばれた。
 特別表彰は2002年11月から08年11月まで日本高校野球連盟会長を務め、断絶していたプロとアマの関係改善に尽力した脇村春夫氏(87)に決まった。
 殿堂入りは今回の3人を加え、204人となった。

◇立浪和義氏の略歴
 立浪 和義(たつなみ・かずよし)大阪・PL学園高時代の87年に主将として甲子園春夏連覇を達成。88年にドラフト1位で中日入団。同年開幕戦に「2番遊撃」で先発出場を果たし、1年目からレギュラーに定着して新人王を獲得。88、99、04、06年のリーグ優勝と07年の日本一に貢献し、09年限りで引退した。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞5度受賞。通算2586試合、2480安打、1037打点、171本塁打、打率2割8分5厘。487二塁打は歴代1位記録。49歳。大阪府出身。
◇権藤博氏の略歴
 権藤 博(ごんどう・ひろし)佐賀・鳥栖高からブリヂストンタイヤを経て61年に中日入団。同年、69試合登板で35勝(19敗)を挙げて最多勝に輝き、新人王と沢村賞を受賞。連投が多く「権藤、権藤、雨、権藤」との流行語が生まれた。内野手も務めたが、69年に引退した。投手での通算成績は82勝60敗。中日、近鉄などの投手コーチを歴任した後、98年に横浜監督に就任。1年目にチームを日本一に導いた。17年ワールド・ベースボール・クラシック日本代表投手コーチ。80歳。佐賀県出身。

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