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お知らせ「自由民主」先出しロシアウクライナ外交

法の支配で「人間の尊厳」守る
岸田総理が国連総会に出席

岸田文雄総理は9月19日から21日の日程でニューヨークを訪問し、国連の主要な審議機関である国連総会に出席しました。世界が歴史の転換点にある中「人間の尊厳」を守るため、法の支配に基づく、「分断ではなく協調に向けた世界」の実現のほか、国連安保理改革や核軍縮への取り組みを各国に訴えました。

岸田総理ロシア名指し批判、安保理改革を

国連総会で一般討論演説を行った岸田文雄総理

国連総会で一般討論演説を行った岸田文雄総理

一般討論演説を行った岸田総理は、「分断ではなく協調に向けた世界を目指したい」と呼び掛けました。
国際社会が複合的危機に直面し分断を深める中、人類全体で語れる共通の言葉として「人間の尊厳」を提唱。「国際法は、弱い立場の国のためにある」と指摘し、ぜい弱な国・人々が平和に生きる権利を「法の支配」によって守り抜く考えを述べました。
その上で、安保理常任理事国のロシアが、国際法や法の支配を踏みにじっていると名指しで批判。「力または威圧による一方的な現状変更は、世界のどこであれ認められない」とし、人権侵害の是正や核の威嚇を止めるよう主張しました。
演説に先立ち、岸田総理がフィリピン、オーストラリアと共催した「核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)ハイレベル記念行事」では、「世界全体の核兵器数の減少傾向が逆転する危機に直面している」と危機感を示しました。

FMCTハイレベル記念行事で「核兵器のない世界」実現へ協調を訴えた岸田総理

FMCTハイレベル記念行事で「核兵器のない世界」実現へ協調を訴えた岸田総理

被爆地広島出身の総理として「核兵器のない世界」の実現に向けた核軍縮をライフワークとする岸田総理は、昨年の核兵器不拡散条約(NPT)運用会議で、FMCTの交渉の早期開始等を求めた「ヒロシマ・アクション・プラン」を発表。議長として主導した先進7カ国(G7)広島サミットの首脳声明にも盛り込み、全ての国がFMCTへの政治的関心を集めることを強く要求しました。
これらの成果を基に、FMCTの実現、「核兵器のない世界」の実現に向けた協調を各国に訴えました。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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