さよならのカタチ
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愛する人の死を悲しみ、家族や祖先を哀悼する「弔い」が変容している。少子高齢化や個人主義の拡大で、従来の「家」への意識が希薄となっているためだ。現代人は弔いにどのような意味を見いだし、自らの死の先に何を見ているのか。死者と生者とをつなぐ弔いを見つめると、そこには現代人の「生」の風景が広がる。
JR高崎駅西口から徒歩数分の高崎市通町。急増するマンション群に囲まれるように、大信寺の墓地が広がる。江戸時代から...