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証券会社の役割

証券会社の役割

証券会社の役割とは、金融の仕組みにおける「直接金融」に従事する事です。 「直接金融」とは、投資家が企業や国が発行する有価証券(株式や債券)を購入する事で、その購入資金が国や企業に直接供給される仕組みの事を指します。
証券会社は、資本市場において、国内外の投資家の資金運用ニーズと、国や企業など発行体の資金調達ニーズの双方を繋ぐ役割を担っています。

直接金融とは

資金調達が必要な相手に直接資金を出資するのが「直接金融」です。主な直接金融の商品に株式、債券があります。
直接金融の場合、出資する側を「投資家」と呼びます。

投資家は、出資したい国・地方自治体・企業などの株式や債券を相手から直接購入し、配当や利息を受け取って資金運用をします。
「直接金融」における証券会社の役割は、投資家と株式・債券などの発行体(国・地方自治体・企業など)の間を繋げる(仲介する)事です。

間接金融とは

預金者からお金を借りて、資金調達が必要な相手に貸し出すのが「間接金融」です。主な間接金融の商品に銀行預金があります。
預金者が銀行や信託銀行に資金を預け、銀行はその資金を他の企業や個人などに融資します。
銀行は融資先から金利を受け取り、銀行から預金者に利息が支払われるという仕組みです。

投資家とは

投資家とは、事業・不動産・証券などに投資をする人の事で、個人や事業法人・学校法人・宗教法人などの「一般投資家」と銀行や保険会社などの「機関投資家」に大別できます。
投資家には、資産の形成や管理・保全など、投資の目的に合わせて様々な資産運用ニーズがあります。

発行体とは

発行体とは、資金を調達するために債券を発行する主体の事です。設備投資や新規事業などに必要な資金を金融市場から調達するために、株式や債券を発行する発行元を指しています。発行体は一般企業から、国・地方公共団体など様々あります。