【2023年】星空観測をしてみよう!趣味や自由研究にもおすすめ

2023.9.1

宙に輝く星ぼしや、その合間を駆け抜けていく流れ星など、美しく包み込まれるような世界を観測してみましょう

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普段から忙しく、のんびりと過ごす時間が取れていないということはありませんか?時には、仕事や学校のことなど忘れて星空を眺めてみてはいかがでしょうか。星空の事はあまりよくわからないという方でも、綺麗な星空を眺めているときっとリラックスできますよ。

天体観測の始め方

簡単に誰でもすぐに始められるのが天体観測です。気を付けることは次の3つだけ。

観測日を決める

当然、空が曇っていては星は見えません。事前に天気予報をチェックし、流星群などの天体イベントがいつ起こるか、インターネットで調べておきましょう。

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観測場所を決める

観測日が決まったら、次に場所を決めましょう。全国の星空スポットというものもあるので、足を運んでみるのもいいかもしれません。

北海道 美瑛の丘
岩手県 ひろのまきば天文台
長野県 涸沢カール
山梨県 精進湖
静岡県 ふもとっぱら

天体観測におすすめアイテム

やりたいことによって道具もおのずと決まってきます。見るだけなのか、撮影がしたいのか。目的に合わせて必要な準備をしましょう。

懐中電灯

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天体観測は周囲が暗い場所がおすすめですが、そこへ行くまでに懐中電灯は欠かせません。スイッチ一つで簡単に操作ができるものがおすすめです。

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防寒グッズ

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寒い時期の天体観測に欠かせないのが防寒グッズです。風邪などひかないよう、温かい格好で臨みましょう。

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虫よけグッズ

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夏場の観測に欠かせないのが、虫よけです。天体観測に集中するためにも、虫よけと虫刺され薬は用意しておきましょう。

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虫刺され薬を探す

双眼鏡

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天体望遠鏡よと比べて倍率は低いですが、覗き込んだ時の視野が広いので天体を探しやすく、また上下がそのままの正立像で見えます。軽くてコンパクトなので持ち運びしやすいのが魅力です。

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双眼鏡の選び方

天体望遠鏡

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「天体望遠鏡」は天体観測用の望遠鏡で、覗き込む筒状の「鏡筒」、鏡筒を取り付ける「架台」、その両方を支える「三脚」の3つのパーツからできています。高い倍率で細部まで観測できるほか、双眼鏡では見るのが難しい暗い天体も見えるのが特徴です。

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星空観測におすすめな季節

星空は空気が澄んでいる方が、綺麗によく見えます。そのことからおすすめの季節は秋から冬にかけて。11~3月頃がもっとも綺麗にみられると言われますが、春夏にしか見れない星座もあることをお忘れなく。

季節ごとに見える星座

おとめ座・かに座・しし座・おおぐま座
いて座・さそり座・てんびん座・はくちょう座
やぎ座・みずがめ座・うお座・おひつじ座
オリオン座・おうし座・ふたご座

観測しやすい流星群

しぶんぎ座流星群

一年の最初を飾る流星群が、しぶんぎ座流星群です。三大流星群のひとつとして数えられますが、流星の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあります。

ペルセウス座流星群

三大流星群のひとつで、年間でも常に1・2を争う流星数を誇ります。条件がよい時に熟練の観測者が見ると、1時間あたり60個以上の流星が観測されます。極大の時期がお盆の直前なので、夏休みなどの時期と重なり多くの人が注目しやすい流星群です。

ふたご座流星群

毎年ほぼ一定して、多くの流星が見られるという点では、年間最大の流星群と言えるでしょう。ふたご座流星群は、12月の上旬から流星が流れ始めると言われています。12月中旬に入って数が増加しますが、極大を過ぎると急に流星数が減る傾向にあります。

星空撮影の仕方

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観測だけでなく、星空写真を撮ってみたいと思う方も多いはず。星空撮影におすすめなカメラと撮影方法をご紹介いたします。

撮影場所

星空の撮影地としておすすめなのは、山の頂上などの高い場所です。星空は街中では街灯や建物の光の影響を受け、輝きが弱まって見えてしまいます。山などの高い場所などには建物も存在せず、眼下に街が見える場合でもあまり光の影響を受けにくい環境となります。

おすすめ撮影スポット

北海道 マイルドセブンの丘
岩手県 ひろのまきば天文台
埼玉県 堂平山天文台
千葉県 野良崎灯台
長野県 野辺山

星空撮影向きのカメラとレンズ

カメラ

暗い場所にある程度強い必要があるので一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラがおすすめです。さらに常用ISO感度の最大がISO12800以上であると安心して撮影が行えます。

レンズ

広角レンズと呼ばれる広い画角を写すことができるレンズで、開放F値(レンズ名称の隣などに記載されているF値)がなるべく低いレンズがおすすめです。

カメラ以外の必須アイテム

三脚

撮影中はシャッターを開けた状態を維持するため、僅かな揺れでもブレとして写真として仕上がる際に写されてしまいます。そのためしっかり固定できる三脚が必要になります。

星空撮影におけるカメラ設定

カメラのモードは「バルブ(B)」もしくは「シャッタースピード優先(Tv)」

オートで星空撮影を行うことは難しく、自身で露光時間を調整できるこれらのモードがおすすめです。

絞り値(F値)はなるべく低く設定する

星空撮影を行う環境は非常に暗いため星からの光源をできる限り拾いたいところです。そのため一度に光を多く拾うことができる低いF値を設定するようにしましょう。

ISO感度も上げて明るさを調節

基本的には常用最大ISO感度より数段階落としたISOに設定することがおすすめです。(常用最大ISOが12800の場合ISO6400など)

ピント合わせはMFがおすすめ

カメラのオートフォーカスは暗い場所を苦手としています。AF(オートフォーカス)機能は使用せず、手動でピント合わせを行うMF(マニュアルフォーカス)を使用するようにしましょう。

まとめ

晴れた日に夜空を見上げると、星が綺麗に輝いています。手軽に始められる趣味として天体観測はいかがでしょうか。今までと違う方向で星を見てみると、癒されるだけでなく新しい何かを発見できるかもしれません。短時間の観測であれば、スマートフォン一つでも充分に楽しむことができます。スマートフォンで惑星や星座などの天体を確認できるアプリもあるみたいなので、興味のある方は探してみてください。

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