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日本建国2683年 - 日本の古代、建国の時代
特集385 日本建国2683年 - 日本の古代、建国の時代(2023年2月16日〜2023年2月27日 ホーム掲載)
2月10日、建国記念の日。初代天皇である神武(じんむ)天皇が即位された日が、紀元前660年2月11日。本年は2,683年目。「建国記念の日」は1872(明治5)年に制定された「紀元節」が元で、戦後廃止されたが、1966(昭和41)年の祝日法改正に基づいて、佐藤栄作内閣で、2月11日を「建国記念の日」として公布、事実上の復活を遂げた。天地開闢(かいびゃく)神話の描かれている「古事記」「日本書紀」はともに8世紀に成立。「古事記」によると天地開闢では別天神(ことあまつかみ)5柱と神世七代(かみよななよ)の12柱が生まれ、最後に生まれた伊邪那岐神(いざなぎのかみ)と伊邪那美神(いざなみのかみ)に国生みが命じられ成立する。その三貴子(みはしらのうずのみこ)の天照大御神(あまてらすおおみかみ)が皇祖神とされ、その子孫である神倭伊波礼毘古命(かむやまといはれびこのみこと)が神武天皇として即位したとされる。今から1,300年ほど前に、さらに1,300年以上前までの歴史を記し、それが現代日本に受け継がれていることには、日本史的な感動と言わざるを得ない。
書籍一覧
日本神武開国新攷 : 徐福入日本建国攷
(衛挺生 著)
特別展 大和王権と渡来人- 三・四世紀の倭人社会
(大阪府立弥生文化博物館 編)
『紀元節』(歴史教育者協議会、淡路書房新社、1958年)
図書寮本 日本書紀 本文・索引・研究篇 3冊揃
(石塚晴通)