和歌山市で岸田首相が爆発物を投げつけられた事件で、逮捕された兵庫県川西市の無職・木村隆二容疑者(24)一体、動機は何なのでしょうか。木村容疑者の地元を取材すると、少しずつ容疑者の素顔が見えてきました。
■小学校時代は明るかったという木村容疑者 しかし中学に進むと…
小学校の卒業アルバムに映る木村容疑者。屈託のない笑顔で歯を見せています。
【木村容疑者の幼なじみ】
「いつもよく笑っていて、なかなか私自身がなじめない時にも仲良くしていただいた」
【木村容疑者を知る人】
「(小学校のころ)息子と遊んでいる時は、元気で明るい子でした」
小学校時代は、元気で明るかったという木村容疑者。しかし中学校に進むと…
【中学校の同級生】
「印象としては、結構内気なほうで、あまり目立たないグループにいたような印象」
【中学校の同級生】
「クラスの真ん中でワーっと盛り上げるタイプではなくて結構物静かなタイプの子でした」「みんなの前に立って…となると、ちょっと静かになるようなタイプですけど、一対一だったら全然普通の子です」
■家族は「定職に就いておらず、家に閉じこもる生活だった」
目立たず物静かだったという中学時代。さらに、自宅近くで複数の人が目撃していたのは、木村容疑者をキツく叱る父親の姿でした。
【近所の人】
「(木村容疑者の)お父さんはよく怒っていたよ。朝ゴミ捨てにいった帰りに前を通ると、怒鳴っていた。(木村容疑者が)高校生くらいの時。じーっと下を向いてるだけで、とにかく全然言い返すような子じゃない、おとなしい」
木村容疑者について家族は「定職に就いておらず、家に閉じこもる生活が続いていた。なぜこのような事件を起こしたのか分からない」などと話しているということです。
何が、木村容疑者を凶行に駆り立てたのでしょうか。木村容疑者は17日、和歌山地方検察庁に身柄を送られました。警察の調べに対し木村容疑者は黙秘しているということで、今後、動機や背景など詳しい調べが始まります。
(関西テレビ「newsランナー」4月17日放送)