「無性に辛いものが食べたい!」そんな日は、ありませんか?寒い日にも暑い日にも、なぜか辛いものが食べたくなってしまう…じつはこの現象には、身体のメカニズムが大きく関係しているんです!今回は「辛いものを食べたくなる理由」について解説します。記事の後半ではやみつきのピリ辛レシピもご紹介するので、ぜひ最後までお楽しみくださいね!
寒くても暑くても辛いものが食べたくなる理由はアドレナリン!?「辛いもの」がやみつきになる理由とは…
辛いものにやみつきになってしまう理由とは…?
辛いものを食べたとき、わたし達の身体からはその痛みを解消するために脳内から「β-エンドルフィン」というホルモンが分泌されます。β-エンドルフィンは、別名「快楽ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを鎮めたり、幸福感をもたらしたりする効果があるといわれているんです。
つまり、ストレスを解消するために分泌されるホルモンによって幸せを感じ、かえって「もっと食べたい!」とクセになってしまう結果に。このようなホルモンの仕組みによって、辛い食べ物には「やみつき」にさせる効果があると考えられているんですよ。
寒くても暑くても辛いものが食べたくなるのはなぜ?
暑い夏と、寒い冬。正反対な環境ですが、どちらの季節でも辛い食べ物が食べたくなるときがありませんか?
唐辛子を食べると、ポカポカと温かくなりますよね。これは副腎から分泌されたアドレナリンによるものです。アドレナリンは、脂肪やエネルギーの代謝を活発にする働きを持つホルモンで、別名「興奮ホルモン」とも呼ばれています。
暑い日に辛いものを食べると、汗をかいて一時的にもっと暑くなりますが、その熱が放散されると体温が下がります。そのため暑い日に辛いものを欲することがあるんです。東南アジアなどの暑い国に、香辛料を使った辛い料理が多いことも納得ですよね。
一方で、寒いときに辛いものを欲するのは、代謝を上げて体温を上昇させようという人体のメカニズムが関係しているようです。 夏でも冬でも辛い物が食べたくなるのは、どちらも同じアドレナリンの効果によるものなんですよ。
やみつきのピリ辛料理をご紹介!
さてここからは、やみつきのピリ辛料理レシピをご紹介します。本格旨辛スンドゥブチゲや、ベーコンとにんじんのうま辛チャーハンなど、旨みと辛みの両方を堪能できる絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね!
1.合わせ調味料で 本格辛旨スンドゥブチゲ
体がぽかぽか温まる、辛旨スンドゥブチゲのレシピをご紹介します。シーフードミックスと豚肉の旨みがピリ辛味のスープにたっぷりと溶け込んだ、クセになる味わいの一品です。市販のキムチを使い、身近な材料で手軽にスンドゥブチゲをお作りいただけますよ。ぜひお気軽に挑戦して、おうちで韓国料理をお楽しみくださいね!
材料(1人前)
- 木綿豆腐 (350g)・・・1丁
- シーフードミックス・・・100g
- 豚こま切れ肉・・・50g
- 玉ねぎ・・・50g
- 長ねぎの青い部分・・・1本分
合わせ調味料
- (A)ごま油・・・大さじ2
- (A)粉唐辛子・・・大さじ2
- キムチ・・・20g
- しょうゆ・・・大さじ1
- ニンニク・・・1片
- 水・・・350ml
- 顆粒和風だし・・・大さじ1
- 卵 (Mサイズ)・・・1個
- 青唐辛子・・・1本
作り方
1.ニンニクはみじん切りにします。
2.玉ねぎは薄切りにします。長ねぎの青い部分は斜め薄切りにします。
3.青唐辛子はヘタを切り落とし、1cm幅に切ります。
4.鍋に(A)を入れて焦げないように弱火で炒め、ペースト状になったらキムチ、しょうゆ、1を入れ、中火で2分程炒めます。
5.キムチに火が入ったら豚こま切れ肉、シーフードミックス、2を入れて中火で炒め合わせます。
6.豚こま切れ肉の色が変わったら水、顆粒和風だしを入れて中火で3分程煮こみ、豚こま切れ肉に火が通ったら火から下ろします。
7.トゥッペギに移して中火で熱し、木綿豆腐をスプーンで一口大にして入れ、卵、3を加えて3分程煮たら火から下ろし、完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
2.ベーコンとにんじんのうま辛チャーハン
コク旨!ベーコンとにんじんのチャーハンを作ってみませんか?炒めたにんじんと玉ねぎの甘みと食感がアクセントとなった、リピート間違いなしの一品です。香り高いニンニクの風味と、ベーコンや野菜の旨みが複雑に絡み合ったチャーハンは、誰もが食欲をそそられるおいしさ!つい食べ進める手が止まらなくなりますよ。ベーコンはウインナーを代用してもおいしくお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- ごはん・・・200g
- にんじん・・・70g
- 玉ねぎ・・・50g
- ニンニク・・・1片
- 薄切りハーフベーコン・・・30g
- 溶き卵・・・1個分
- 鷹の爪輪切り・・・小さじ1/2
- (A)料理酒・・・小さじ2
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)豆板醤・・・小さじ1
- (A)コチュジャン・・・小さじ1
- ごま油・・・大さじ1
- 糸唐辛子・・・適量
作り方
準備.にんじんの皮を剥いておきます。
1.にんじん、玉ねぎを粗みじん切りにします。
2.ニンニクをみじん切りにします。
3.薄切りハーフベーコンを1cm角に切ります。
4.フライパンにごま油、2、鷹の爪輪切りを入れて、ニンニクの香りが立つまで中火で炒めます。
5.1を入れて玉ねぎが透明になるまで中火で炒めます。
6.3を入れてさっと中火で炒めたら、(A)を入れて汁気が無くなるまで炒めます。
7.ごはんを入れて中火で炒め合わせたら端に寄せ、溶き卵を流し入れてかき混ぜながら半熟状になるまで加熱します。
8.炒め合わせて火から下ろし、お皿に盛り付けて糸唐辛子をのせて完成です。
3.コロコロこんにゃくの ピリ辛ガーリックバターステーキ
副菜にもおつまみにもぴったり!コロコロこんにゃくのピリ辛ガーリックバターステーキをご紹介します。バターの風味が効いたコチュジャンだれが、プリッと弾力のあるこんにゃくによく絡んだ、味わい深い一品です。調理工程がシンプルな上に、たれの材料は事前に合わせておけばOKなので、お料理初心者の方でも気軽に挑戦できますよ。
材料(1人前)
- こんにゃく (250g)・・・1枚
- ニンニク・・・1片
たれ
- しょうゆ・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ2
- コチュジャン・・・小さじ1
- 白いりごま・・・大さじ1
- 有塩バター・・・15g
仕上げ
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.こんにゃくはアク抜きをしておきます。
1.こんにゃくは両面に5mm幅の格子状に切り込みを入れ、2cm角に切ります。
2.ニンニクは薄切りにします。
3.たれの材料を混ぜます。
4.フライパンを中火で熱し、有塩バターを溶かします。2を入れて香りが出て来たら1を入れて両面を焼きます。
5.3を加えて中火で炒めます。たれにとろみがつき、全体に味がなじんだらお皿に盛ります。フライパンに残ったたれをかけ、仕上げの小ねぎをかけて出来上がりです。
ピリ辛料理を食べれば、寒い日もポカポカ!
いかがでしたか?今回は辛いものにまつわる豆知識と、やみつきのピリ辛料理レシピをご紹介しました。辛い食べ物は、普段の食卓にはもちろん、お酒のお供としても活躍してくれます。さまざまシーンで重宝できるので、ぜひレパートリーを増やしておきたいですよね。今回ご紹介したピリ辛料理レシピは、手軽に作れておいしさも抜群のおかずばかりなので、ぜひお気軽に挑戦してみてください!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。