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婚約指輪はいつつける?意外と知らないタイミングとマナー

せっかく婚約指輪をいただくのなら、大切に付けたいと思う方は多いはずです。

この記事では、婚約指輪をつけるタイミング、やめた方がいいタイミング、普段使いしやすい婚約指輪のデザインまでご紹介します。日常生活の中での婚約指輪の活かし方がわかるようになります。

婚約指輪はいつからつけ始めてOK?

婚約指輪は婚約のしるしです。

婚約していることを明かしてよければ、入籍前でもつけていて問題ありません。

もちろん、贈られたその日からつけて大丈夫です。

 

ただし、職場でとなると話は別です。

「アクセサリーは結婚指輪以外禁止」という場合は、婚約指輪は結婚指輪ではありませんので、着けてはいけないことになります。

 

また、特に規則にはなっていないけれど暗黙のルールがある場合もあり、華やかなデザインのものだと、職場の人から良い顔をされない場合もあります。

職場での婚約指輪の着用については、明文化されているルールだけでなく、人間関係なども考慮し、臨機応変に対応するようにしましょう。

婚約指輪をつけるタイミングやシチュエーション

婚約指輪は基本的にいつつけていても問題ないことはわかりました。

では、婚約指輪をつけるのに適したタイミングや、シチュエーションはあるのでしょうか。

両家顔合わせや結納

既婚者へのアンケート を見ると、両家顔合わせや結納の場では、6割以上の人がつけていたと回答しています。

両家顔合わせは結婚へ向けて具体的に動き出すおめでたい席であり、特に問題がなければぜひつけていきましょう。
ただし、顔合わせに振袖を着ていく場合は、婚約指輪の爪に引っ掛けてしまう恐れがあるので、やめた方がよいでしょう。

 

結納では、結納品のひとつとして婚約指輪も飾られることになります。受け取った後に新郎に指にはめてもらっても、場が盛り上がるきっかけとなります。

結婚式当日

挙式の場では婚約指輪はしないのが一般的ですが、最近、結婚式当日の婚約指輪を使ったイベントとしてエンゲージカバーセレモニーが人気です。

エンゲージカバーセレモニーとは、新郎新婦が結婚指輪を交換した後、改めて新郎から新婦に婚約指輪をわたし、左手薬指についている結婚指輪の上から重ね付けする儀式で、別名ダブルリングセレモニーとも呼ばれます。

 

エンゲージカバーセレモニーには、「婚約期間の終了」や、「ふたりの永遠の愛の象徴である結婚指輪に封をする」などの意味があります。

また、婚約指輪をゲストの方にお披露目する意味合いや、ゲストを喜ばせる演出の意味もあり、特に人前式でよく行われます。

友人や知人の結婚式

友人や知人の結婚式などのおめでたい席には、結婚前でも、結婚後でも、婚約指輪をつけていく人が多いです。

おめでたい席であり、ドレスアップして臨む場でもありますので、婚約指輪が華を添えてくれるでしょう。

結婚記念日

結婚記念日にディナーに出かけたりする場合には婚約指輪を着用していく人が大半です。

結婚の記念のひとつですし、結婚を決めた時の気持ちを思い出して、夫婦の絆もさらに深まることでしょう。

演劇やコンサート観賞時

演劇やコンサートの鑑賞の時にも、婚約指輪をつけていくことで、特別なおでかけ感が増します。

反射を気にする人もいますが、演劇やオペラ、クラシックコンサートなどでは、本番中は客席が暗くなりますので、気にする必要はありません。

子どもの入学式や卒業式

子どもの入学式や卒業式は、あくまでも子どもが主役で、保護者が華やかに装う必要はありません。

ですから、アクセサリーもどちらでもよいのですが、子どものイベントは家族のイベントでもあります。

せっかくの記念の行事ですから、婚約指輪で華を添えている人もいます。

婚約指輪を控えたほうがよい場面

ここまで婚約指輪をつけていく場面について見てきました。 ここからは、逆に、婚約指輪を着用しない方がいい場面について見ていきます。

結婚前の親への挨拶時

結婚前の両親の挨拶の場面では、婚約指輪の着用を避けておくとよいでしょう。

なぜなら、結婚前の挨拶と言っても、大抵は電話などで事前に報告をしていることがほとんどなので、婚約指輪をつけていくかどうかは意見が割れるからです。

OK派は、「婚約指輪があることが、結婚への意思の強さの証明になる」といいます。

一方、NG派は「まだ正式に婚約すると決まったわけでもないのに、先走っているようで心象が悪い」といいます。

 

結婚は本人たちだけの問題ではありません。最初からイメージダウンになるような行動は避けたいものです。

双方の親がどの立場なのか明確にわからないのならば、箱に入れて挨拶の場に持参しましょう。

出しても大丈夫そうなら、お披露目してください。

弔事や法事

お通夜や葬儀といった弔事、法事では、光るアクセサリーはつけないのがマナーです。

婚約指輪はダイヤモンドがついていることが多いので、外しておくのが無難です。

もし、どうしても石のついた華やかな指輪を外せない場合は、石をてのひら側に回すか、黒い手袋をするかして、見えないようにしましょう。

プールや温泉

プールや海水浴、温泉の「水」は、真水ではありません。塩素や塩分、硫黄などの、貴金属を錆びたり変色させたりしやすい成分が入っています。

婚約指輪の素材としてよく使われるプラチナや金は、錆びたり変色したりしづらいと言われています。

 

また、指輪として加工しやすくするために、純粋なプラチナや金ではなく、合金となっている場合も多く、その成分が錆びたり変色したりしやすいとも言われています。

また、ダイヤモンドも塩分などでくすんでしまうこともあります。 プールや海水浴、温泉では婚約指輪は外しておくのが無難です。

人の多いところ

人の多いところ、特にライブ会場やお祭りのようにぎゅうぎゅう詰めになるところには、婚約指輪はして行かない方がいいかもしれません。

理由としては、婚約指輪は凹凸のあるデザインのものが多いので、どうしてもひっかけやすいこと、そして引っかかって抜け落ちてしまうと、人が多いところで探すのが困難であることです。

 

また、知らず知らずのうちに、他人を怪我させてしまうおそれもあります。

どんなところにもつけていきたい、ということであれば、後述する普段使いしやすい婚約指輪をおすすめします。

育児

育児中、特に子どもが就園前などの小さいうちは、婚約指輪のような華やかな指輪の着用は避けた方がよいでしょう。

何をするかわからないのが子どもです。対応をしているうちにどこかへぶつけて変形してしまったり、石が取れてしまったりということがいつ起こるとも限りません。

しかし、自由に過ごせる時間が取れない育児中こそ素敵なものに癒されたい!そんな人のために、次の章では普段使いに適しているデザインをご紹介します。

普段使いに適している婚約指輪のデザイン

婚約指輪の定番とも言えるデザインの指輪は見栄えもするし、素敵ですよね。

しかし、普段使いするには華やかすぎて、タンスの肥やしになりがちなる場合もあるでしょう。

約2割の人は婚約指輪をほとんど使っていないというデータ もあります。

そうならないためにも、最近、普段使いしやすい婚約指輪が注目を集めています。

引っかかりにくい

まず、普段使いするのに大事なポイントは、引っかかりにくいことです。

エタニティ、ハーフエタニティ、メレのデザインの指輪は、アーム(指を通すわっかの金属部分)にダイヤモンドがはさみ込まれていて、引っかかりにくいのでおすすめです。

エタニティリングは、アームにダイヤモンドがぐるっと一周並んだデザインです。終わりがなく、永遠を思わせることからエタニティリングという名前がつきました。

 

ハーフエタニティはエタニティリングの、半分だけダイヤモンドが並んでいるデザインです。

メレダイヤとは、小粒なダイヤモンドのことで、通常0.1カラット以下のものを指すことが多いです。

メレリングとは、このメレダイヤを複数配置したデザインの指輪を指します。

つけ心地がよい

つけ心地が悪いと、どうしても「つけよう」という気持ちが起こりづらくなってしまいます。

指輪のつけ心地をはかる要素としては、肌への当たり方、サイズのフィット感などがあります。

肌への当たり方は、カットの仕方で変わってきますが、「内甲丸仕上げ」という、リングの内側の部分を丸く削り指に当たる面を少なくしたものがつけ心地がよいようです。

 

サイズのフィット感は、むくみやすいかどうかといった体質の問題や、どのようなデザインか、また、単純な好みの問題などで、密着するタイプが落ち着く人もいれば、緩めの方が落ち着く人もいます。

たくさんの指輪を試着する中で、自分の好みのフィット感の指輪を見つけられるといいですね。

 

こちらの記事では、婚約指輪はどの指につけるのが正解かを解説しています。これを機に婚約指輪をつける意味を理解しておきましょう。

関連記事:婚約指輪はどの指につければいい?実は指それぞれに意味がある!

 

石座が低い

先に挙げた「ひっかかりにくい」とも重なる部分がありますが、石座が低いと普段使いしやすい傾向にあります。

石座とは、指輪の宝石が乗る部分のことです。ここが高いと、より宝石がキラキラして見えます。

 

その一方で、高さが出るため、よりゴージャスに見えて普段使いしづらくなったり、ひっかけやすくなったりします。

普段使いする、という観点からは、石座が低い指輪の方が扱いやすいでしょう。

自分のファッションの好みに合う

自分のファッションの好みに合うかどうかは、普段使いという観点からは非常に大きな問題です。

婚約指輪を普段使いすることを考えるのであれば、「婚約指輪として、デザインはどうか」という観点に加え「この指輪を日常的に使うことができそうか」という観点でもみたいものです。

最近では、結婚指輪と重ねづけすることを前提でデザインされたもの、婚約指輪でもカジュアルなデザインのものも増えているので、そういったものを選ぶのもひとつの方法です。

 

こちらの記事では、婚約指輪に見られる代表的なデザインを紹介しています。
また、婚約指輪が買える場所や、購入前に準備しておいた方がいいことも解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:婚約指輪はどこで買う?購入前の準備のポイントも紹介

婚約指輪のお手入れの方法

指輪も適切なお手入れをすることで末長く美しい状態で使えます。

月に1〜2度、中性洗剤を溶かしたお湯の中に指輪を入れます。

しばらくすると汚れが浮いてくるので、柔らかいブラシなどで汚れを落とします。

その後、真水ですすぎ、きれいに水分を拭き取ります。中性洗剤は食器用のもので構いません。

せっかく手に入れた美しい婚約指輪、きれいな状態で使いたいですね。

婚約指輪の相談は専門店へ

ここまで、婚約指輪はどんな時につけるのか、普段使いできる婚約指輪はどんなものなのかをみてきました。

 

レガンは札幌を中心に展開する、ブライダルジュエリー専門店です。

ブライダルリング専門アトリエに直接オーダーを行うことで、最高グレードの品質と中間コストを省いた価格設定を実現しています。

また、どのデザインも自由にアレンジできる点も好評いただいています。 婚約指輪で迷ったら、ぜひ一度レガンにお越しください。

専門知識のあるスタッフが、アドバイスさせていただきます。

札幌の婚約指輪・結婚指輪ならブライダルジュエリーレガン

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北海道に店舗を構えるブライダルジュエリーレガンの編集スタッフが、婚約指輪や結婚指輪などの情報を発信しています。

本記事が初めて婚約指輪や結婚指輪を購入する方の後押しになれればと考えています。