電車の指定席に知らない人が…どうしたらいいの? 対策を聞いた

2023.8.30 07:00

自分の席に誰かが座ってた…どうする?(写真は京阪電車の座席指定特別車両「プレミアムカー)提供=京阪電気鉄道株式会社

(写真3枚)

帰省ラッシュや観光シーズン、電車内はとにかく人で混みあい座れないことも。1時間にも満たない移動時間でも、できるだけ快適に過ごしたい・・・。そのため、数百円程度の追加料金を支払って「座席指定券」を購入することがよくある。

ところが先日とある電車を利用した際、いつものように指定券を購入すると、座席にはすでに家族連れの先客がいた。ひとまず自分が間違っていないかを確認したが、車両も座席番号も合っている。

意を決して座席に座る人たちに声をかけると「事情があって席を交換してほしい」とのこと。座る前に言ってほしいという思いはあったものの、交換くらいなら、ということで席に向かうと、そこには別の乗客が座っており・・・。

筆者が体験したようなケースは意外とあるようで、SNSでも「自分の席に知らない人が座っていた」「諦めて空いてる席に座った」など、戸惑いの声がしばしば投稿されている。

■ 最善策は「スタッフ巡回」しかない?

実際のところ、予約した座席に人が座っていた場合、どう対処するのが正解なのか? 場合によってはトラブルに発展する可能性もあるだけに、できれば穏便に済ませたいところ。

そこで、平日の通勤時間帯に運行する「ライナー」と「プレミアムカー」の2種類、座席指定サービスを提供している「京阪電気鉄道」(本社:大阪市中央区)に見解を尋ねてみた。

まず、プレミアムカーは専属のアテンダントが乗務していることもあり、そういったケースは稀だという。「ただ、ライナーに関してはお客さまセンターへのメールなどで月に数件程度、そういったご意見をいただくことがあります」と担当者。

ライナーではスタッフが巡回し、座席確認や指定券を持たない乗客に券売をおこなっている。が、7両分を見回っているためどうしてもトラブルに気づけないこともあるそうだ。

以前、お笑いコンビ・ラフ次元の梅村も体験を話していた

担当者によると、空いているように見える席の場合も予約済みである場合があり、諦めてほかの座席に座ると別のトラブルに発展する可能性もあると指摘する。

では、どう対処すればいいのか。現時点では「スタッフ巡回」が最善策だというが、「少し理想論的なところがあり、スタッフが回ってくるまで時間がかかってしまう場所もあることは認識しております」と対応の難しさを語る。

■「乗務員への相談」など…最も良い方法は何なのか

また、全席指定席の「近鉄特急」を運行している「近畿日本鉄道」(本社:大阪市天王寺区)にも対応策を尋ねてみたところ、「乗務員に声をかけてもらえれば、チケットを確認する」という回答が返ってきた。

同じく関西の私鉄で、特急列車「ラピート」「サザン」の座席指定サービスをおこなっている「南海電気鉄道」(本社:大阪市浪速区)も、対策として「巡回スタッフへの相談」をあげている。

大和路線・おおさか東線における平日の通勤・通学時間帯の快速列車に、10月23日から導入される有料座席サービス「快速 うれしート」のれんイメージ(JR西日本提供)

同様のケースに遭遇した人たちがどう対処してきたかも気になるところ。SNSでサーチしてみると、「駅員さんに言って移動してもらい解決・・・」「チケット見せて私の席だとアピール」「切符を見せたら通路挟んだ反対側に座ってった」などの意見が見られた。まず自分が間違えていないかを確認し、相手にこちらのチケットを見せるのが無難かもしれない。

京阪電鉄では先日より、ライナーに乗車するためのチケットを持っていない乗客に対し、係員到着まで扉付近で待機するよう車内放送をスタートしたという。同社の担当者は、「事前に指定券を購入していただいたお客さまにはストレスなくご利用いただきたいと考えています。引き続き、効果的な策を研究していきます」とコメントしている。

取材・文/つちだ四郎

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本