隊員が報道陣に中指を立てるような仕草 守山駐屯地「意図してやったわけではない」、陸自射撃場で訓練再開

2023年11月6日 16:34
約5カ月ぶりに訓練が再開された岐阜市の陸上自衛隊の射撃場。隊員が、中指を立てるような仕草が見られました。

隊員が報道陣に向け中指を立てるような仕草

 陸上自衛隊の日野基本射撃場。

 6日午前7時ごろ、訓練の再開に向けて自衛隊の車両あわせて10台ほどが入っていきました。

 この時に、訓練場に入る車両の後部に乗っていた隊員1人が、報道陣に向けて中指を立てるようなしぐさをしています。

 その後、別の隊員に注意を受けたのか、その手をはたかれて、すぐに下ろしたように見えます。

 守山駐屯地は「本人は、上の方に載せていた荷物を降ろそうとしたときにそう見えたのではないかと言っている」「中指を立てようと意図してやったわけではない」と説明しています。
 

日野基本射撃場(今年6月撮影)

 今年6月、日野基本射撃場での射撃訓練中、元自衛官候補生の男(18)が小銃を発砲したとされ、隊員2人が死亡し、別の隊員1人が重傷を負いました。

 男は殺人などの疑いで逮捕・送検され、現在は刑事責任能力を調べるための鑑定留置が行われています。

 この事件以降、自衛隊は射撃場の使用を中止していましたが、10月に地元の自治会関係者を招いて説明会を開き、訓練再開の方針を明らかにしました。

「隊員の健康・精神状態を確認して(射撃訓練を)実施すると説明した」(陸上自衛隊 第10師団広報官)

 訓練の際は弾薬置き場に囲いをしたうえで複数の隊員を配置すること、射撃位置では隊員1人に対して指導者を1人つけることなどの対策が説明されました。
 

日野基本射撃場

近隣住民「やらないでくれとは思ってない」
 そして6日、銃撃事件以来約5カ月ぶりに射撃訓練が再開されました。

 射撃場の近くに住む人は――

「問題がないように (射撃訓練を)やってもらえればいい。事故とか事件が起こらない体制を確認して今回みたいに再開するのであれば、(訓練を)やらないでくれとは思ってない」(60代男性)
「(射撃訓練が再開することについて)あまり気にしていない。自衛隊もきちんと(対策を)やってくれると思っている」(80代女性)

(11月6日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中