「トリエンナーレ」負担金の支払いを求める訴訟で名古屋市の敗訴が確定 最高裁が上告を退ける

2024年3月7日 19:16
2019年に開催された「あいちトリエンナーレ」の実行委員会が、未払いの負担金を名古屋市に支払うよう求めた訴訟で、名古屋市の敗訴が確定しました。
 「あいちトリエンナーレ」を巡っては、企画展「表現の不自由展・その後」で慰安婦を象徴する少女の像の展示などに抗議が殺到しました。

 その後、作品の内容を問題視した名古屋市が負担金の一部を支払わない決定をしたため、実行委員会が未払い分の約3380万円を支払うよう求める訴訟を起こし、1審・2審ともに市に支払いを命じました。

 名古屋市は上告していましたが、最高裁は6日付で退ける決定をし、市の敗訴が確定しました。

 「市長は税金が公平に使われるための裁量権を持っているので、何の判断も下さずに最高裁が棄却してしまったとなると大変な問題」(名古屋市 河村たかし市長)

 「当然の判決で妥当な判決だと思っている。私どもの主張がすべて採り入れられた」(愛知県 大村秀章知事)
 

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