トッキーこと蒲原トキコは、悩み相談のコーナーが大人気のラジオパーソナリティ。自由奔放な父・哲也に振り回されてばかりのトキコは、ある日、父についてのエッセイを書こうと心に決める。
父の提案で、ケアハウスに入居する叔母の見舞いに赴くトキコ。外の空気が吸いたいという叔母の願いをかなえようと、一緒に買い物に出かけることに。久々の外出を精一杯楽しく演出するが...。
食物アレルギーの疑いがあるという父を連れ、トキコは病院へ。しかし診断結果は何事もなく、父はせっかく病院に来たから顔のシミを取りたいと言い出す。あきれたトキコは友人らに愚痴をこぼす。
自分のエッセイが掲載された銀座のタウン誌を探しに、父と銀座を訪れたトキコ。お目当ての雑誌を見つけた2人は、早めの夕食を取ることに。店に入るなり、父はさっそくエッセイを読み始める。
幼い頃、父と遊んだ思い出がないという話から、アナウンサーの東の提案で、トキコは父と動物園へ出かけることに。だが気ままに歩きまわる父に振り回され、いいエピソードなど作れそうにない。
亡くなった母の姉である伯母との食事会に出かけることになったトキコと父。ご祝儀に新札を用意するのを忘れたトキコは、銀行のATMを相手に奮闘。なんとか新札を用意し、会場に駆けつける。
いつものように楽しくお酒を飲むトキコと友人の北野、ミナミ。だが突然、ミナミが泣きながらトイレに駆けこんでしまう。原因は夫の不倫。トキコのアドバイスは、ミナミから拒絶されてしまう。
元パートナーの青柳タツヤから連絡を受け、久しぶりに会うことになったトキコ。思い出話に花が咲く中、トキコは過去の自分の言動を省みる。さらには東からも、結婚・退社の相談を受けることに。
母の墓参りに出かけるトキコと父。母との思い出を話すうちに、トキコは家族に起きたある出来事を思い出す。時は遡り、20代のトキコと母は毎日のように入院中の父の見舞いに赴くのだが...。
亡き母についてもありのままを書こうと決めたトキコは、父に今まで触れてこなかった話を持ちかける。父と母を同時に介護し、過酷な日々を送る20代のトキコに、ある日決定的な事件が起きる。
家賃の催促状が届いたことで、父が黙って家を手放していたことを知るトキコ。どんどん悪化する2人の関係。引っ越しの片づけをしていたトキコと友人たちは、母の"秘密"を見つけてしまう。
父についてつづったエッセイ本が完成し、トキコと父は亡くなった母の出刃包丁を研ぎに出かけることに。ラジオの放送時間の変更を提案され、悩んでいたトキコは珍しく、父に相談を持ちかける。