ぎっくり腰(急性腰痛)とは 突然の激しい痛みの原因や経過について

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ぎっくり腰とは

突然発症して腰に激しい痛みを起こす「ぎっくり腰」。医学的には「急性腰痛」といいます。
ぎっくり腰の原因として、筋肉、背骨の周りの軟骨、椎間板のトラブルなどが考えられますが、画像検査を行ってもこうしたトラブルは映し出すことができないため、ほとんどの場合、原因を特定することはできません。ですが、ぎっくり腰のほとんどは1か月以内に自然に治りますから、あまり心配する必要はありません。ただし、場合によっては、1~3か月かかるケースもあります。

起こしやすい姿勢

ぎっくり腰 起こしやすい姿勢
ぎっくり腰 起こしやすい姿勢

ぎっくり腰を起こしやすいのは、「前かがみの姿勢」「前かがみで物を持ったとき」。例えば、顔を洗う時や、靴を履くときにも、前かがみの姿勢になるため、ぎっくり腰を起こしやすくなりますので注意が必要です。その他にも、ベッドから立ち上がるときに、急に腰をひねったりしたときや、くしゃみをして「急に姿勢を変えたとき」にも、ぎっくり腰が起こりやすくなります。

痛みの経過


痛みの経過

ぎっくり腰の痛みの経過は次の通り。(1か月以内で完治する場合)

  • 発症直後・・・強い痛みに襲われます。
  • 2~3日後・・・痛みがかなりやわらぎます。
  • 1週間後・・・ずいぶん痛みは軽くなります。
  • 1か月以内・・・完治します。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2017年11月 号に掲載されています。

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    腰痛 徹底対策「ぎっくり腰」