自民党・二階俊博元幹事長の記者会見要旨
自民党・二階俊博元幹事長の記者会見での主なやりとりは次の通り。一部は同席した林幹雄元幹事長代理が回答した。
「私が会長を務めていた派閥の政治資金問題が政治不信を招く要因となったことに、改めて深くおわび申し上げる。政治責任は全て監督責任者である私自身にある。本日、岸田文雄首相に次期衆院選に出馬しないと伝えた。後継候補は地元の判断に任せる」
――野党は政治倫理審査会への出席を求めている。
林氏「出席の必要がないと判断した。政治資金の使途など全てをつまびらかにして記者に報告している。政倫審に出なくても分かってもらえる」
――党執行部が処分を検討している。今回の判断に影響したか。
「影響はない。自らが決めたことだ」
――意向を伝えた際の首相の反応は。
「首相に聞いてください」
――離党の考えは。
林氏「ありません」
――年齢の影響は。
「年齢の制限があるか。おまえもその年、くるんだよ。ばかやろう」
〔共同〕
自民党安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)が政治資金パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかった疑いがあるとして、東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑で現職国会議員を逮捕しました。両派閥はパーティー券の販売ノルマ超過分を所属議員に還流させており、安倍派における派閥・議員側双方の収支報告書に記載されていない「裏金」は2018〜22年分で約6億円近くに上るとされます。
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