トランプ氏、不在でも存在感 米大統領選共和党討論会 批判の候補にブーイング インタビュー動画は視聴1億回
【ワシントン金子渡】米野党共和党は23日夜、2024年大統領選に出馬表明した候補による初の討論会を中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開いた。世論調査で他の候補を大きくリードするトランプ前大統領は欠席。本命候補が不在の中、8人の候補は舌戦を繰り広げたが、前大統領への批判発言に会場からブーイングが湧き起こるなど、逆にトランプ氏の根強い人気ぶりを印象づける結果となった。
トランプ氏は討論会とほぼ同時刻に事前収録したインタビュー(46分)をSNSで公開。討論会参加を「無意味だ」と一蹴し、大半をバイデン大統領の批判に費やし、他候補への言及はほとんどなかった。動画の公開から5時間もたたぬうちに視聴回数は1億回を超え、存在感を示した。
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