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　4月1日に、「たからものはランドセル　いっしょにすごした12年」（野里寿子著、汐文社刊）が全国一斉に発売されて話題になった。姉から引き継いだランドセルを小学校の6年間大事に使い続けた比嘉涼菜さんとランドセルを主人公にした児童文学書だ。さて、ついに新学期がスタートしたこの季節。Oricon Styleが、「何年生までランドセルを使っていたか」というテーマでランキングリサーチをしたところ、やはり「6年生まで使う」という回答が1位となった。

　コメントでも「使わない理由がわからない」（中・高校生／男性／静岡県）「普通じゃないですか？」（20代社会人／女性／兵庫県）「小学生だからに決まってる」（専門・大学生／男性／和歌山県）など、「6年生まで使うのが当然」ということを信じて疑っていない人がほとんど。モノを大切にしたい思いがしっかりと根付いていることが垣間見られる。

　ただ、割合でみると「6年生まで」という人は約73％。たしかに大多数だが、残り3割は6年生まで使わなかった人たちだ。彼らが6年生まで使用しなかった理由は何なのか？

　2位は「4年生まで」。主な理由としては「５年くらいになると、自然と周りがみんな使わなくなっていた」（40代男性／東京都）といった人が多かった。ちょうどこのくらいの年齢になると、周囲の目が気になってくる年齢なのかもしれない。

　3位は「5年生まで」。この年齢になると「6年生で身体が大きくなって、背負えなくなった」（30代／女性／愛知県）「5年生で壊れた」（40代／男性／静岡県）といった品質や体質の問題に直面する人がちらほらと。確かにこうなると止むを得ない。

　4位は「3年生まで」。こちらでも4年生同様「みんな使っているから」（30代／女性／大阪府）「この頃から他のリュックが増え始めたので」（中・高校生／女性／北海道）といった周りの流行に流されているようなコメントが目立った。周囲の目が異様に気になる年齢は10歳から11歳ごろということか？

　このように圧倒的多数で「ランドセルは6年生まで」が常識ながらも、少数ながら早々違うカバンに切り替える人が存在することが判明。ちなみにかわりに持つカバンとして多かったのはリュックサック、スポーツバック、ナップザック、手さげといったところであった。

（3月6日〜3月9日、自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1,000人を対象にインターネット調査したもの）






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