余韻(よいん)のある生き方
発売日
2009年11月16日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-77301-8

余韻(よいん)のある生き方

著者 工藤美代子著 《ノンフィクション作家》
主な著作 『快楽』(中公文庫)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 「また会いたい」と思わせる人間的魅力の本質とは何か? 上流階級や一流の政財界人の実例から「人づきあいの極意」を解き明かす。



 その人のことを思い出すと笑みがこぼれる。できることなら、また会いたいと願う。こころの底にほのかで温かいイメージが残って、優しい気持ちになれる――誰でも一度や二度は経験したことがあるはずだ。いつまでたっても忘れられない余韻を残す人たち。彼らは、いったい何を語り、どう振る舞っているのか? 帰り際の一言、雨降る日のお見送り、お茶のルール、夫婦間の敬語、若い頃からの“離活”、上流階級独特の言い回し、温かい笑顔……“立派な庶民”から高貴な方々まで、著者の広い交友関係から考察された、いい人生の送り方。

 ○言葉遣いと仕種、○妃殿下に備わる特別な気品、○御所言葉と戦前の宮中、○古き良き時代の社交術、○これからも会いたいと思う人、○祖母が持っていたぽち袋、○心に残るのは帰り際の一言、○どんなお洒落も上品には適わない、○自分が嫌いな人への親切、○会話とお土産の気配り、○「立派な貧乏人」がいなくなった、○ブランドを信用しすぎない、○温かい笑顔を絶やさない etc.