陰謀説の嘘
発売日
2011年04月28日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79690-1

陰謀説の嘘
ユダヤ陰謀論から9・11まで

著者 デビッド・アーロノビッチ著 《(アーロノビッチ)ジャーナリスト》
佐藤美保
税込価格 4,400円(本体価格4,000円)
内容 ユダヤ、9・11、ケネディ暗殺など、数多の陰謀説を詳しく検証し、その間違い提示と、本来信じられるべき事実のあり方を説き明かす。



 本書は、2009年にイギリスで刊行され話題になった、“VOODOO HISTORIES”の全訳である。著者のデビッド・アーノロビッチは、ジャーナリストとして、処女作『エルサレムへ舟をこぐ』(未邦訳)で2001年のマドック賞を受賞している。邦題の通り、本書では、数多ある「陰謀説」は、すべてでたらめである事を、細かに検証しながら証明してゆく。取り上げられる題材は、古くて新しい「ユダヤ人陰謀説」、ケネディ大統領の暗殺、マリリン・モンロー、ダイアナ元皇太子妃の死の謎、ルーズベルトの「真珠湾陰謀説」、ベストセラー小説『ダ・ヴィンチ・コード』にまつわる動かせない虚実、そして、誰もが知っている「9・11陰謀説」など、多岐に及ぶ。著者は、それぞれについての事実と陰謀説への反証を隅々まで丹念に調べ上げ、読者に問いかける。「これでもあなたは、信じますか?」と。「陰謀説」を信じる人も信じない人も、楽しめる好著。