中学3年生の部「職場体験新聞inオーエム産業」益田市立益田中学校・松田青さん
中学3年生の部「職場体験新聞inオーエム産業」益田市立益田中学校・松田青さん
寺西陸さんの「~出雲の伝統文化~出雲そば新聞」
寺西陸さんの「~出雲の伝統文化~出雲そば新聞」
中学3年生の部「職場体験新聞inオーエム産業」益田市立益田中学校・松田青さん 寺西陸さんの「~出雲の伝統文化~出雲そば新聞」

 「出雲そば新聞」を作った寺西陸さんが記事を書くときに気をつけたことは、自分中心にならないこと。「自分が分かりやすく書いたつもりでも、ほかの人が読んだら分からないかもしれないので何度も読み返し、周りの人にも読んでもらって意見を聞いた」と話します。

 寺西さんの新聞はインタビューや体験談などいろいろな記事でできています。「現地に行ったことや、電話で専門の人と話したことを記事にすることで情報に確実性を持たせたいと思った」。実際に人と会って話してみると、新しい事実や課題が見つかり、話していくうちに深掘りする記事も書けたそうです。

 そば打ち体験の記事を書いたのは「取材をしていくうちに、自分も体験してみることで説得力が増すと思ったから」。インタビュー記事は「Q&A方式の書き方にして一目見ただけで分かるように」と読みやすさにこだわりました。

 記事につける見出しは、見た人が「この記事なんだろう? 面白そうだな」と思ってもらえるように心がけ、「見出しに灰色の色をつけることで和風感を出し、そばを想像させる効果を狙った」。読者を引きつける工夫をいろいろとこらしました。

 最も大きな見出し「出雲そばの知名度を上げろ!!」は、強い表現です。「出雲そばの課題に危機感を持たせるために強めの命令口調で書いた」と思いを語る寺西さん。読む人にインパクトを与える紙面を作り上げました。 (金津理子)

 

的確な記事と目引く見出し「職場体験新聞inオーエム産業」  第9回中学3年生の部最優秀賞  益田市立益田中学校・松田青さん

 

 体験先の企業について、体験を通して感じたことを的確にまとめた記事に、分かりやすく、読者の目を引く見出しがつけてあります。レタリングも素晴らしいと審査委員の評価を得ました。 これまでの優秀作品、詳しい新聞の作り方やヒントを解説した動画を山陰中央新報社のホームページで見ることができます。