北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が1万戸の住宅建設が集中的に昨年進められた平壌(ピョンヤン)市東部の松新(ソンシン)、松華(ソンファ)地区を現地指導したと伝えた。同通信は「80階建て」のタワーマンションも新たに建てられたと報じた。現地指導の日時は伝えられていない。
北朝鮮メディアは2015年に同市で53階建てマンションが完成したと報じたことがあり、今回新たに建ったものはこれを上回る。(共同)
金正恩氏は高いレベルの設計、施工が行われたと高く評価し、人民の新たな住居ができ望みがかなったと「この上なく喜んだ」という。また、4月15日の故金日成(キムイルソン)主席の生誕記念日までに市民が入居できるよう作業を進めることを指示した。工期が1年しかなく品質への懸念もありそうだ。
平壌には1987年に着工し未完成のままの105階建て超高層ホテル「柳京(リュギョン)ホテル」もある。