離島で負傷者、オスプレイで空輸し治療 沖縄、海兵隊が訓練公開

訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧
訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧

沖縄県に司令部がある米海兵隊第3海兵遠征軍は15日、戦闘による負傷者を輸送機オスプレイで鹿児島県・奄美大島から沖縄本島に運び、遠征用の医療施設で治療する訓練を公開した。10日から実施している日米の共同統合演習「キーン・ソード」の一環で、自衛隊や米海軍も参加した。

訓練は離島で日米の4人が銃撃や爆発などで負傷したとの想定。キャンプ瑞慶覧(沖縄県北谷町など)にオスプレイが着陸すると、負傷者は救急車に乗せられ、倉庫内に設けた海軍の医療施設に次々と運び込まれた。

訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員ら=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧
訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員ら=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧

衛生兵らが傷や容体を確認し、集中治療室(ICU)やテント内の手術室で医療活動に当たった。訓練後、海軍のエリザベス・スミス大佐は「前線に展開でき、日米の隊員に最善の治療を提供できる」と話した。

訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧
訓練で負傷者を運ぶ自衛隊員=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧
訓練で負傷者を運ぶ米軍の兵士ら=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧
訓練で負傷者を運ぶ米軍の兵士ら=15日午後、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧

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