能登地震、新たに震度6弱判明 5強以上、12分で4回

地震の影響でで倒壊した建物=1月2日、石川県志賀町(渡辺恭晃撮影)
地震の影響でで倒壊した建物=1月2日、石川県志賀町(渡辺恭晃撮影)

気象庁は8日、能登半島地震の揺れを詳細に解析したところ、1月1日午後4時10分に発生した最大震度7の地震の2分後に、最大震度6弱の地震が起きていたことが新たに判明したと明らかにした。震度7の前後約12分間に、最大震度5強以上が計4回発生していたことになる。

また、各地で観測された津波の高さを精査した結果、1・2メートル以上としていた石川県輪島市輪島港についてはデータが不自然で、地盤の隆起や装置の故障の影響も考えられるとして、発表した観測結果を取り消し、欠測扱いにした。

液状化によりめくれ上がった道路の表面=8日午後、石川県内灘町(鴨志田拓海撮影)
液状化によりめくれ上がった道路の表面=8日午後、石川県内灘町(鴨志田拓海撮影)

気象庁によると、1月1日は午後4時10分の4分前と8分後に、それぞれ最大震度5強の地震を1回ずつ確認していた。今回判明した4時12分の地震の震源は能登半島沖で、規模はマグニチュード5・7。6弱を観測したのは志賀町だった。

地震で倒壊した石川県志賀町の家屋=1月2日午後1時29分
地震で倒壊した石川県志賀町の家屋=1月2日午後1時29分
液状化により歪んだ石川県内灘町の道路=8日午後(鴨志田拓海撮影)
液状化により歪んだ石川県内灘町の道路=8日午後(鴨志田拓海撮影)
石川県輪島市の倒壊した家屋=8日午前
石川県輪島市の倒壊した家屋=8日午前
石川県輪島市で折れ曲がった電柱=8日午前
石川県輪島市で折れ曲がった電柱=8日午前
石川県輪島市の倒れた電柱=8日午後
石川県輪島市の倒れた電柱=8日午後
石川県珠洲市で、倒壊した家屋の前に手向けられた花=8日午後
石川県珠洲市で、倒壊した家屋の前に手向けられた花=8日午後
津波被害のあった石川県珠洲市で、ひっくり返ったままの車両=8日午後
津波被害のあった石川県珠洲市で、ひっくり返ったままの車両=8日午後
石川県輪島市市ノ瀬町の土砂崩れ現場で続く安否不明者の捜索活動=8日午後
石川県輪島市市ノ瀬町の土砂崩れ現場で続く安否不明者の捜索活動=8日午後
石川県輪島市市ノ瀬町の土砂崩れ現場で続く安否不明者の捜索活動=8日午後
石川県輪島市市ノ瀬町の土砂崩れ現場で続く安否不明者の捜索活動=8日午後

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