気象庁は8日、能登半島地震の揺れを詳細に解析したところ、1月1日午後4時10分に発生した最大震度7の地震の2分後に、最大震度6弱の地震が起きていたことが新たに判明したと明らかにした。震度7の前後約12分間に、最大震度5強以上が計4回発生していたことになる。
また、各地で観測された津波の高さを精査した結果、1・2メートル以上としていた石川県輪島市輪島港についてはデータが不自然で、地盤の隆起や装置の故障の影響も考えられるとして、発表した観測結果を取り消し、欠測扱いにした。
気象庁によると、1月1日は午後4時10分の4分前と8分後に、それぞれ最大震度5強の地震を1回ずつ確認していた。今回判明した4時12分の地震の震源は能登半島沖で、規模はマグニチュード5・7。6弱を観測したのは志賀町だった。