太陽光事業会社代表ら逮捕 3800万円脱税疑い 東京地検特捜部

東京地検などが入る庁舎=東京・霞が関
東京地検などが入る庁舎=東京・霞が関

架空の外注費を計上する手口で法人税など計約3800万円を免れたとして東京地検特捜部は28日、法人税法違反などの疑いで、東京都中央区の太陽光発電事業会社「ソーラーハート」の代表取締役、高橋伸容疑者(69)=東京都板橋区=と、同社取締役の後藤美津子容疑者(36)=東京都墨田区=を逮捕した。

逮捕容疑は共謀し、2019年3月~20年2月の事業年度で所得が約2億1千万円だったのに、約5400万円などと虚偽申告し、法人税など計約3800万円を免れたとしている。

特捜部は28日、ソーラーハート本社が入るビルを家宅捜索した。

同社のホームページや信用調査会社によると、09年の設立で、太陽光発電装置の販売や施工などの事業を展開している。23年2月期の売上高は約17億円。仙台市や浜松市、名古屋市に支店を置いている。

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