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国立社会保障・人口問題研究所R5推計:2070年の総人口は3割減少8,700万人の見通し

厚生労働省の政策研究機関である国立社会保障・人口問題研究所は、令和5年4月26日、2070年までの日本の将来推計人口(令和5年推計)を公表しました。

日本の将来推計人口(令和5年推計)

これは、2020年までの実績値をもとに、2020年10月1日を基準として、 2021年から2070年までの人口を推計したもので、出生、死亡等の動向について、複数のモデルを設定して推計しています。

目次

2070年の総人口は今より3割減の8,700万人、高齢者人口比率は約4割に

この推計は、出生・死亡について低位・中位・高位の計9パターンのモデルを設定しています。

このうち、もっともよく用いられるのは、出生中位・死亡中位モデルです。

出生中位・死亡中位モデルでは、2070年の総人口はおよそ8,700万人、65歳以上人口は3,367万人、65歳以上人口比率は39%にのぼると推計されています。

高齢化が最も進行する出生低位・死亡低位モデルではどうでしょうか。

出生低位・死亡低位モデルでは、2070年の総人口はおよそ8,217万人、65歳以上人口は3,550万人、65歳以上人口比率は43%と推計されています。

いずれのモデルにおいても、今後50年間で大きな人口構造の変化に直面することは変わりありません。

2070年には85歳以上人口は1,174万人に

今回の人口推計では、85歳以上人口の急増が想定されています。
85歳以上人口は、2020年時点では610万人ですが、2060年には約2倍の1,170万人まで増加します。
95歳以上人口は、2020年時点では58万人ですが、2070年には274万人と約5倍となることが推計されています。

85歳以上となっても、地域で暮らし続けることが当たり前となる社会が到来し、住まいづくり・まちづくりのあり方も進化することが求められるでしょう。

この推計は、5年に1度公表され、全国推計の後、地域別人口推計、全国世帯数推計、地域別世帯数が公表される見通しです。

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