高知警察署庁舎

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  • 2022年

施工担当者から

上松 博志

高知県の玄関口であるJR高知駅を見守る場所に、「親しみやすさと(けん)(ろう)さを併せ持つ」高知警察署の新庁舎が完成しました。外部には深い庇、仕上げ材には土佐しっくいや県産材を用いるなど、当地の風土に合わせた建物となっています。
施工においては、長スパンの大梁に、現場打ちのPC梁を採用。外壁を構造的に支える垂直の補強材であるマリオンや庇もPCa化するなど、積極的な工業化を図り工期短縮を実現しました。また、当建物は柱頭免震と床下免震が混在した複雑な免震構造となっています。施工難度の高いプロジェクトでしたが、関係者が同じベクトル、高い士気で取り組んだことで、高精度の建物が出来上がりました。

発注者高知県警察本部
設計・監理昭和設計・ハウジング総合コンサルタント設計共同体
工期2018年10月〜2022年2月
構造・規模RC造 9F、車庫棟 S造 4F
延床面積10,669m2
所在地高知県高知市
南東から。当地の風土に合わせた特徴的な外観
エントランス
1階地域課カウンターと待合室。県産材をふんだんに使用し温かみのある空間を演出している
7階エレベーターホール
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