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研究発表を準備する
お茶の水女子大学
伊藤研究室 ゼミ資料
※2005年伊藤研発足時に作成した資料の大幅修正版
※2022年1月現在(随時更新中)
目次
 さまざまな研究発表の機会
 発表資料を作る
 登壇発表編
 ポスター発表編
 プレビュー編
 発表練習&発表本番
 その他
 上達に向けて
 余談
 伊藤研ローカルルール
その1:さまざまな研究発表の機会
さまざまな研究発表の機会
~お茶大伊藤研の場合
研究室配属
(B3の2月)
研究室内デビュー
• 10分間登壇+20分質問
• 研究の構想を話す
研究室交流会・合同合宿
• 5分程度の登壇もあれば
ポスター形式もある
• さまざまな進捗を話す
卒業研究発表会
• 12分登壇+3分質疑
• 卒業研究としての
成果を話す
国内査読なし学会
• 12分程度の登壇もあれば
ポスター形式もある
• 一定の成果を話す 大学院進学後:
査読付き学会(長めの登壇)
英語での発表
などなど…
B4の夏 B4の冬 大学院進学
発表機会の分類
 発表時間での分類(登壇/ポスター/プレビュー)
 登壇
 各発表者にまとまった時間を割り当てる形式
 10~30分程度の発表のあと、3~10分程度の質問の時間
 1人の発表を全員で聞く形式 (複数の部屋で同時並行する場合も)
 ポスター(デモや展示の場合も)
 発表概要を載せた資料を見せて自由に語る形式
 自由に発表し自由に質問する・聴講者はいつでも入れ替われる
 プレビュー (ファストフォワードともいう)
 登壇・ポスター発表前の予告となる1分程度の短い発表
 発表場所での分類(対面/オンライン)
 発表言語での分類(日本語/外国語)
発表時間とともにステップアップ
~お茶大伊藤研の場合
 研究室合宿・研究室交流会など
 まだ実行結果のないB4のうちから発表の機会
 5~10分程度
 せめて「背景・目的・問題点」「研究の全体像」「処理手順」を話す
 時間があれば「進捗」「これから着手すること」を話す
 卒業研究発表会・情報処理学会全国大会など
 目安は12分+質疑3分
 「実行結果」「類似研究との比較」などにも重点を置く
 もっと本格的な口頭発表
 15~25分+質疑5~10分
 「なぜそういう方法をとったのか」「評価と議論」などにも時間をかける
B4 前半
B4 後半
M1以降
その2:発表資料を作る
(登壇発表編)
登壇発表
 発表者が登壇して聴衆全員の前で発表する
登壇発表
 プログラムに沿って1件ずつ所定の長さで発表する形式
セッション単位で日時と
場所が割り振られる
座長がセッションの
進行を担当する
複数のセッションが
同時進行することもある
内容の近い発表を
同一セッションにまとめる
発表○分・質疑○分という
ように時間が指定される
※オンライン開催でも形式は同様
登壇発表スライドを作り始める前に
 最も聞き手に覚えて欲しいことをリストアップする
 例えば…これから提案したい手法の強み、新しさ、実用性など
 話す順番を考える
 原稿の構成とおりに話すものと決めつけてはいけない
 トップダウン:
全体像を先に説明して、それから個別の方法について説明する
というように順番を組み立てる
 場合によっては、最初に少しだけ実行結果を見せると印象が増す
(学会・分野ごとに慣習があるので注意)
 とにかく「最も覚えて欲しいこと」を印象つける順番を組み立てよ
 目次を紙に書いてみる
 各ページのタイトルを見ただけで発表内容がわかるとよい
話す順番を考える
伊藤研の分野での論文の典型的な構成の通りに発表すると
序論 関連研究 手法概要 処理手順 実行結果 評価・考察 まとめ・課題
こんな風に順番を変えることも
内容によってはありえる
序論のあとすぐ実行例を示す、
または制作物を動かしてみせる
手法や結果を見せたあとに
関連研究を紹介する
考察と課題をあわせて話して
最後に「まとめ」で締める
初期段階で用意し忘れやすい論点の例
 関連研究とのシンプルな比較
 関連研究は○○だけど、自分の手法は□□、と一言で説明できる
比較を用意しておく
 これがないと新規性を示すためのストーリー性に欠ける
 提案手法の全体像 (フローチャート等)
 まず全体を説明して、それから個々の手法を説明する、という順番で
説明したほうが理解しやすいことが多い
 実行結果に対する解説・議論
 単に結果を見せるだけでなく、その結果の「どこがよかったのか」
「どこが課題として残っているのか」を説明できるようにしておく
 数字で説明できることは、できるだけ数字で説明する
あくまでも発表練習指導時の個人の経験則から列挙します
発表スライド制作中の注意
 内容量を考える
 あくまでも目安として『1分1ページ』を提案する人が多い
 図や数式は優先順位をつけて、大切なものだけを使う
 文章はできるだけ短く、ぶつ切りに
 時間制限に合わせて内容をバッサリ切り落とす勇気も、時には必要
 単調にならないように
 どのページも同じレイアウト、というのは避ける
 各ページのどこを最初に見て欲しいかを考える
 たいていタイトルを最初に見る
 見て欲しいものから順にレイアウトするべし
 よって、図が上になる場合もあれば、文章が上になる場合もある
 各ページのタイトルを工夫する
 「背景」「提案手法」だけではメッセージが何もないに等しい
そのページが何を言いたいのかを的確にとらえること
デザイン面での主な注意
 発表内容より装飾が目立つデザインを選んではいけない
(派手すぎる色や模様は厳禁)
 フォント選び
 日本語発表: 明朝体は使わない
 英語発表: 日本語フォントの英数字は避けたほうがよい
 環境の違いで表示されなくなるフォントを避ける
 配色選び
 カラフルすぎないようにする
 縦横比
 例えばPowerPointでは4:3と16:9のデザインが混在している
※本来なら研究室全員が常に同じデザインを使うのが最も簡単。むしろ企業ではそれが普通。
(伊藤はそのような統制を好まないので、あえて個人の自由に任せている。)
※デザイン自体のノウハウについては多くの資料があるので本資料では割愛。
こんな傾向に気をつけよ:資料作成編
 つい派手な背景デザインを選んでしまう
 本論より目立つデザイン、面積を縮小してしまうデザイン、
文字や画像にかぶってしまうデザインは特に避ける
 PC画面では読みやすいのに、スクリーンでは読みにくい
 文字の大きさや色合いは、スクリーンでの見た目を優先すべし
 むしろ、自分のPC画面上での見かけを信用しすぎないこと
 文章が長い
 目安として3行以上になるくらいなら箇条書き等に分ける
 読点「、」は使ってもいいけど句点「。」は使うべからずという意見も
 フォントの大きさ・種類・色の工夫によって解決できる場合も
 教員や先輩のスライドの文章をそのまま使ってしまう
 たいていの場合、そのページだけ発表が下手である
その3:発表資料を作る
(ポスター発表編)
ポスター発表とは(現地編)
 A0程度の大きな紙に研究概要を書いてパネルに貼り、
聴衆が自由に立ち寄って議論をする発表形式
 30~90分程度のまとまった
時間帯に同じ発表を繰り返す
 聴衆はどんなタイミングでも
自由に出入りする
 聴衆はいつでも質問が可能
 PCを併用する発表や
デモを用意する発表も多い
ポスター発表とは(オンライン編)
 「聴衆が自由に立ち寄って議論する」というスタイルを
オンラインシステムに移植した形式
 30~90分程度のまとまった
時間帯に同じ発表を繰り返す
 Remo, GatherTown などの
オンライン会合システムをよく使う
 紙の大きなポスターの代わりに
画面を共有してスライドを示す
 画面を2つに割って発表する人も
 左半分: ポスター代わりのスライド
 右半分: その都度動かすデモや動画
ポスター発表準備の心得
 発表を短く切り上げる (伊藤研ローカルルールでは5分未満)
 たくさんポスターを見たい人のための礼儀
 発表途中でもどんどん質問が来るものと思え
 内容をわかっている人は数十秒聞いただけで要点を質問できる
 PCでデモやビデオを見せることを熱烈推奨
 ポスターの内容量をよく考える
 現地開催時には指定された紙の大きさに合わせる
 オンライン開催時にはディスプレイの大きさに合わせる
 現地開催時にはこんなものを用意しておいてもよい
 配布物 (ポスター縮小印刷、名刺…)
 ポスターに載せきらなかった実行結果などを印刷したもの
 ポストイット (聴講者にコメントを書いて貼ってもらう)
日本のポスター発表は長すぎる人が多い
こんなに話したら
そりゃ長くなるでしょ
序論
関連研究
提案手法
実行例
考察
結論・課題
気がつくと登壇発表と
同じくらい話している
(参加者の貴重な
時間を奪いすぎ!)
短く話すための一案:構成を変える
序論
関連研究
手法詳細 実行例
考察
結論・課題 総論を先に話す
詳細を後に話す
※総論だけ聞いて帰る人が
いても気にしなくてよい
※ポスターのレイアウトも
例えば総論が上、詳細が下、
というようにしてもよい
タイトル
序論・結論
関連研究
手法詳細 実行例詳細
考察・課題
紙のポスターの例
研究分野ごとに大きく習慣が異なる点に注意して下さい
冒頭にタイトル・著者名・所属など
研究背景や問題設定
手法概要や実行例などは
多くの人が見るので上の方に
(このへんまで聞いて立ち去る人もいる)
手法詳細・議論や課題・関連研究
などは深く議論したい人向けに
※制作し始める前にレイアウトをよく考えるべし
※論文の構成と全く異なるレイアウトにしてもよい
その4:発表資料を作る
(プレビュー発表編)
プレビュー(ファストフォワードともいう)
 登壇発表やポスター発表の予告のための短いプレゼン
スクリーン
事前提出済の
スライドでの
短いプレゼン
プレゼンの
順番待ちの列
 30秒~2分程度で時間指定
 一気に数十人の連続プレゼン
 多くの場合スライドは事前提出
 聴衆はこれを見て「どの登壇を聞くか」
「どのポスターを訪れるか」選ぶ
典型的なプレビュースライド
 発表を見てもらうための予告に徹する
 研究の背景と概要だけを述べる
(詳細や結果はできるだけ見せない)
 「見に来てください」「お待ちしてます」で締めくくる
タイトル
氏名・所属
研究背景
こんな問題があります
そこで〇〇しました
発表を見に来てください
プレビュー特有の注意点
 スライド提出の指示
 突然メールがきて「○日までにスライドを提出」と指示される
 スライドのテンプレを指定される場合もある
 発表時間の制約
 時間オーバーすると強制終了という場合も多い
 場の空気
 カッチリした発表が多い学会もあれば、ネタに走る発表が多い学会も
(参加したことがある人に場の空気を聞いておくとよい)
 練習
 発表時間が短いからこそ練習が必須
 台本を書いて練習する人もできるだけ暗記したい
(スマホ等を見ながら発表する人がいるけど非常にカッコ悪い!)
その5:発表練習&発表本番
発表練習前に:初心者は台本を書いてよい
 自転車の補助輪・水泳のビート板に近い存在
 初心者の上達を早める手段としては有効
 ただし、いつまでも台本が必要なままでは情けない
 朗読する文章ではなく、スライドやポスターとのセットである
 必要であればアニメーション等のタイミングも台本に記入する
 練習してみて話しにくければ台本を再考せよ
 論文の文章は口頭に向いてなくて当然
→ 話しやすい言葉で発表せよ
 せめてスライドの1ページ目は台本を書くな
 1ページ目は名乗るだけ・1ページ目はスクリーンに写ることが多い
→「名乗るだけでも台本が必要なのか」というカッコ悪い印象を与える
 実は短い発表のほうが時間遵守のために台本が重要
発表練習 (初期段階)
 自分で通して話してみて時間を測定する
 全体の所要時間だけでなく、各部分の時間も測定する
 どこで口が回っていないか、まず自分でチェックする
(原因は練習不足なのかスライドが悪いのかを特定する)
 完成してなくてもいいから人にチェックしてもらう
 論理の流れが適切であるか
 わかりにくいスライドはないか
 時間のバランスが悪くないか
 印象の悪い話し方になっていないか
 発表練習とスライド修正を繰り返す
 不要になったページも捨てない(質問回答用の予備にしておく)
 誰かに質問してもらうと回答用スライドの必要性を実験できる
直前発表練習(現地発表編)
 発表に使うPCを決めて、そのPCで練習する
 本番通りにカーソル等で画面を指しながら話す
 現地発表の際にはディスプレイの解像度もプロジェクタと同程度
(例えば1024x768)にしてみる
 アニメーションの再生タイミングにも注意を払う
 現地発表の際には本番に近い環境で練習する
 腰の高さくらいの台にPCを置いて、起立して練習する
 PCを持参してプロジェクタに接続するところから練習する
 プロジェクタ接続のコネクタなどに問題がないか事前確認する
 部屋の一番遠くの人に向かって話すつもりで話してみる
 台本の棒読みは致命的なイメージダウンと心得よ
 声色が悪い、抑揚が無い、目線が合わない、表情が見えない… 最悪
発表当日までの注意点(現地発表編)
 PC選び
 トラブルの発生しにくいPCを選ぶ
 動画やCGの動作・プログラムの実行などをチェックする
 複数人で同じPCを使う必要がある場合には早めに打ち合わせる
 プロジェクタへの接続
 本番で使うPCでのプロジェクタ使用のための操作の確認
 特にMacの場合にはディスプレイアダプタの不調が多いので注意
 当日現地にて
 発表部屋が複数ある場合には早めに自分の発表部屋を下見する
 遠慮なく休み時間等にプロジェクタへの接続テストをする
 単に接続するだけでなく、現地でも動画・音声・CGなどの動作をチェックする
発表当日までの注意点(オンライン編)
 環境の事前確認
 マイクとカメラの正常動作の確認
 発表者はカメラオン必須という場合が多い
 必要なオンラインアプリ(ZoomやWebExなど)の最新版のインストール
 WiFiの十分な速度の確認
 https://fast.com/ を利用するのが便利
 当日発表前
 オンラインシステムに十分早めにログインして一通り動かしてみる
 遠慮なく休み時間等に画面共有テストをする
 「画面共有テストしていいですか」と音声やチャットで遠慮なく声をかける
 画面共有結果、動画・音声・CGなどの動作、カメラ画質やマイク音質など、
具体的に「問題ないですか」と尋ねるとよい
現地出発までの準備チェックリスト
 交通手段や宿泊の確保
 たいていの大学は各自で予約をとって出張後に立替請求
 大学の規程などもあわせて確認するとよい
 服装
 スーツ等の着用率が学会によって大きく異なるので確認するとよい
 所持品
 発表に使う各種アイテム、スライド等のバックアップなど
 特に紙のポスターを忘れる人が意外と多い
 配送品
 ポスターやデモに使う機材など
 その他
 連絡先交換を求められることがあるので、大学のメールアドレスを
書いた名刺をもつとよい
(特にSNS等のプライベートアカウントを交換したくない人には重要)
オンラインシステムの機能チェックリスト
 ログイン
 アカウント作成が必要であれば事前に済ませておく
 会場の選び方・歩き回り方
 ZoomやWebExなどのブレイクアウトセッション
 RemoやGather Townなどの会場移動
 音響デバイス(マイク&スピーカー)
 デバイス選択、音量設定、ミュートの方法
 カメラ・背景
 デバイス選択やオンオフの方法、バーチャル背景の選択
 画面共有
 ディスプレイ全体/ウィンドウ単位の共有、音声の共有の有無など
 リアクション
 コメント記入方法、挙手ボタン、その他のリアクションボタン
現地発表とオンラインはこんなに違う
 現地発表
 目の前に人がたくさんいることで緊張する人も
 プロジェクタへの接続で手こずることも
 現地発表ならではのトラブルも
(スクリーン越しでよく見えない、音声が聞こえない、など)
 オンライン発表
 聴衆の顔が見えなくて不安になる人も
 オンラインシステムの操作で手こずる人も
たとえ同じ内容の発表であっても
現地とオンラインでは別々の準備が必要だと考えるべし
こんな傾向に気をつけよ:口頭発表編
 せわしない発表
 発表時に5秒くらいしか見せてないページがある
 まだ話し終わっていないのに次のページを見せてしまう
 じれったい発表
 PCとスクリーンの設定を練習してないため、発表を始められない
 口頭より遅い(あるいは、凝りすぎた)アニメーションを使っている
 発表者と聞き手が全く目が合わない
 スクリーンやPCから目を離し、聞き手に目を合わせる時間をつくるべし
 質問の時間がとれないくらい時間オーバーしてしまう
 「質問の時間がなくなる」のは失礼極まりない!!
 練習時に時間オーバーするようなら、内容の一部を削るのが礼儀
 人の質問を最後まで聞かないうちに回答したくなる
 質疑はあわてがちなので、とにかく落ち着くべし
その6:上達に向けて
スライドを主役にしてはいけない
 画面上で口頭説明を補うために使う…ということは:
 聞き手にスライドを読ませるようでは論外
 スライドに読まされているような発表も論外
 あくまでも口頭を助け、口頭を印象付ける存在と考えよ
 画面上では1ページずつしか見えない
 見せる順番が非常に重要である
 先に見せたページへは後戻りしないので、
聞き手にできるだけ内容を記憶してもらうことが大切である
 発表会場は自分のディスプレイとは違う
 どこでも見やすいように、無難なフォント・色・図形を選ぼう
発表者ツールに別れを告げよう
 確かに初心者には安心
 いざ頭が真っ白になったとしても復旧できる
 いつまでも頼っていては上達しない
 姿勢の悪い発表になりやすい
 発表練習が疎かになりやすい
 思わぬアクシデントがある
 画面共有時にスライドショーが表示されない
 現地発表時のPC台が低すぎて読めない
「発表がうまくなった」と言えるのは
台本や発表者ツールが不要になってからの話である
発表して終わりではない (1)
~「発表は質疑の前座である」
 質問対策=事前準備+現地での誠意
 発表に直接使わないスライドも質問回答時に出せるように
 本当に知りたがっている質問者には真摯に対応すべき
(回答が難しくても「今後の課題」の一言で逃げたりしないように)
 コメントを持ち帰ろう
 ちゃんとメモする(あるいは同行者にメモしてもらう)
 大学に帰って冷静になってからコメントを精査すべし
 有名な先生・シニアな先生のコメントが正しいとは限らないので注意
※経験的に言って以下のコメントに3等分される
・本当に採用したいコメント
・勉強するに値するけど採用するほどでもないコメント
・あまり適切でないコメント
発表して終わりではない (2)
~「質疑は懇親会の前座である」
 懇親会で得られるいくつかのメリット
 公衆の面前で言いにくいアドバイスを聞かせてくれる
 就職活動やインターンシップ探しに役立つこともある
 人脈を拡げられる
 懇親会より前に発表が終わっていると特にラッキー
 時間が過ぎるのをリラックスして楽しめる
 既に発表した内容について声をかけてくれる
 名刺を作っておくとよい
 特に自分から誰かに声をかけたいときに重要
 懇親会が充実している学会を選ぶ、という発想もあってよい
国際会議・その他英語での発表
 1日でも早く発表資料を作るべし
 共著者による添削の所要時間も日本語資料より大きくなる
 翻訳サービスを信用しすぎない
 論文と整合した英語選びになっているか自分でチェックする
 見た目にわかりやすい台本をつくる
 区切りでない部分で文が折り返されてはいけない
 強調する単語を太字にする
(強めに発音するだけでなく、踏みしめるように発音する)
 スライドのアニメーションとの同期が必要なら印をつける
 早い時期から声を出して台本を読む練習をする
 どの単語で口が回らなくなるかを早めにチェック
 口頭発表は論文よりも簡単な単語に置き換えてよい点が多々ある
国際会議・その他英語での発表
 練習に向いた台本の例  アクセント以外の抑揚の例
音楽用語に喩えると
「アクセント・休符・デクレッシェンド・
スタカート・テンポルバート」
 カンマで意図的に時間をあける
(休符)
 強調する単語を押すだけでなく、
文末などでわざと引くように力を
抜く(デクレッシェンド)
 強調する単語は強く発音するだ
けでなく、一音ずつ区切ったり、
わざとテンポ感を変える
(スタカート・テンポルバート)
I am Takayuki Itoh,
a professor of Ochanomizu University,
born in ★Tokyo in 1968.
強調する単語を太字や下線に
スライドにアニメーションがあるときに
クリック位置をマークしておく
適度に改行をいれることで
文章の半端な折り返しを避ける
その7:余談
世間には「読み物」としてのスライドがある
~学生の研究発表では真似してはいけない
 配布資料を兼用したスライド
 セミナー資料・講義資料
 Slideshareなどに載せる資料
 例えば伊藤の講義資料の場合
 教室のスクリーン以外の手段でも読めるので、字が小さめでもよい
 欠席時・試験勉強時にも読めば理解できるようにまとめている
 1ページあたりの話す時間が全く異なる
→ 伊藤研の皆さんの学会発表資料は伊藤の講義資料を参考にしないほうがよい
 もっとひどい例はいくらでもある
 企業に就職したらWORDやEXCELなみの細かい文字で
スライド作りを強要される機会も珍しくない(困ったものだ…)
一時期ウェブで見かけたプレゼン批判 (1)
 表紙に書かれていること(タイトル・所属・名前)をわざわざ
全部丁寧に読み上げなくてよい
 冒頭の目次は根本的に不要では
 5秒くらいしか見せてくれない発表が多くて存在意義が無い
 まだ内容を知らないのに目次で専門用語を見せられても意味不明
 逆に、最初に見せて意味がわかる目次なら説明自体が不要
 アニメーション部品が重なるパワポを人からもらっても…
 印刷しても読めないので、読む気がなくなることがある
 2ページにまたがるアニメーションにしてくれたほうがよい
一時期ウェブで見かけたプレゼン批判 (2)
 「ご清聴ありがとうございます」だけのページは不愉快
 「ご清聴」という言葉使いの問題ではない:
発表内容が書かれていないページで締めくくるのが失礼だという問題
 むしろ「ご清聴」だけを批判する行為は本質を欠いている
 「まとめ」「今後の課題」を出しっぱなしにしたほうが質疑しやすい
 それが聴衆への礼儀だと考えるべき
 そ れ でも「 ご 清 聴 」 を 載 せ た け れ ば 、 「 今 後 の 課 題 」 等 の
ページの下部に、発表内容よりも小さい文字で載せるのがよい
 謝辞を最後に述べる必要があっても、そのあと「まとめ」等の
スライドに戻って締めくくるほうがよい
その8:伊藤研ローカルルール
伊藤研ローカルルール(1)
~発表する学会を学生自身で選ぶ
 参加したい学会めがけて研究を進めて原稿を書く
 本来は「成果ができたとき投稿募集している学会に投稿する」のが
王道かもしれないが、ゴールありきで研究を進めてもかまわない
 発表先選びの本来あるべき基準の例
 自分の研究内容にあった場所
 研究の達成度に相応なステータスや原稿執筆量など
 こんな発表先選びも時には有効
 どんな人に聞いて欲しいか、どんな人と議論したいか
 どんな分野の発表を聞きたいか、誰に会いたいか
 自分のキャリア(就職活動等)にどう役立つか
 料理、酒、温泉、観光…
伊藤研ローカルルール (2)
~ 準備と本番の日常
 発表準備
 どんな来客や交流にも備えて、5分間プレゼンを常に用意する
 ポスター発表も5分以内で話せるように練習する
 A0版などのポスターでは40ポイント未満のフォントは極力使わない
 英語の発表では台本も含めて事前添削必須
 当日使用するPCでの練習
 発表本番
 万が一発表時間をオーバーしたら、内容を割愛してまとめに向かう
 質疑内容について必ずメモをとる
 特にポスター発表時は自分でメモをとるのが必須
 登壇発表ではできるだけ同行者が協力する
伊藤研ローカルルール (3)
~ スライド・ポスターの使い回し
 学内発表・研究室交流会など
 単著(=著者は自分のみ)
 自分の所属には研究室名や学年も書く
 自分と教員以外の関係者全員に謝辞を述べる
 学会発表
 共著者全員の名前を書く
 所属は学科名や研究科名まで(研究室名や学年は書かない)
 共著者への謝辞を削除する
もっと良く出来た資料へのリンク
 発表の心得
 http://blog.chase-dream.com/2011/08/14/1812
 http://ml.cs.yamanashi.ac.jp/media/article02.pdf
 http://www.slideshare.net/akinoriito549/ss-44191399
 http://d.hatena.ne.jp/kzhk/20091215/p2
 スライド作成テクニック
 http://www.slideshare.net/yutamorishige50/how-to-present-better
 http://tsutawarudesign.web.fc2.com/
 http://ppt.design4u.jp/recommended-websites/
他にも見つけ次第追加します
ひとりごと
 本資料は2005年のお茶大赴任当時にゼミ資料として作成し、
現在も随時改変中。
 現在ではいろんな人がプレゼンのノウハウをウェブに載せている
が、2005年当時はあまり載ってなかったので自分で作った。
 現在ではプレゼンのノウハウについていろんな資料があるけど、
それぞれの組織に特有の練習方法や対策があるので、
依然として研究室固有のノウハウはあったほうがよい。
 2020年以降のコロナ禍・オンライン化でプレゼンの練習方法も
大幅に変わったので、それに合わせて本資料も大幅更新。
 ゼミ資料は徐々に研究室外に晒す方向に。そうするといろいろな
フィードバックが返ってくるので結局は自分のため。
 我々は授業料だけでなく税金も預かって研究をしているので、
ゼミ資料の公開はそのお礼を兼ねていると考える。
スクリーン

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