藤あや子 デビュー35周年“歌手を辞めよう”と思った過去「ちょうど10年目の時に…」

[ 2022年7月2日 16:44 ]

演歌歌手の藤あや子
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 演歌歌手の藤あや子(61)が2日、ニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土曜後1・00)にゲスト出演。「歌手を辞めることを考えた過去」について語る場面があった。

 故郷の秋田から上京し、26歳でデビュー。人気演歌歌手として紅白歌合戦出場は20回超え、芸歴35周年を迎えた。宮城出身の“東北仲間”であるパーソナリティーのサンド伊達みきおから、芸能界での変化について問われると、「どっちかって言うと東北人って控え目じゃないですか。前に出たがらない何かあったら後ろのほうに居たり…でもそうやっていても真面目に歌に対する思い、情熱を持っていたら、あっという間に35年経っていたという実感」と藤。

 バラエティーやグラビアなど、いろいろな事に挑戦し充実した日々を送るが、歌への情熱は変わらず、歌の世界が1番心地良いという。サンド富澤たけしが「もうしんどい、辞めたいと思った事ないですか?」と切り込むと、「ちょうど10年目の時に思いましたね。とにかく忙しくて、地方公演、劇場公演も3カ所とかやっていましたから…あちこち回り過ぎていて、疲れ過ぎてから体調も壊して入院とかして…」とし、「本当に10年やってきていよいよ無理かな?と思ったんですけど。その時に出合った曲『雪深深』が秋田の雪景色を舞台にした作品だったので、親友の(坂本)冬美ちゃんが“あんた、これは絶対に出さなきゃダメよ”って言ってくれて」と打ち明けた。

 時代は90年代後半。事務所やレコード会社が「カラオケで歌いやすい、カラオケでヒットするような歌を」と提唱していた時に、リズムがロック調だったため、周りからは反対されたという。当時を振り返り、「冬美さんだけが“絶対に出すべき”って言ってくれた。その歌を歌うために、もう1回がんばってみよう!と思って、そこから何とか今にいたるんですけども」と藤。「(坂本は)本当に良き相棒。お互いの良いところ悪いところ全部ひっくるめても、家族以上の絆があります。そういう人が同じ仲間にいたのがラッキーでしたね」と声を弾ませ、“相棒”に感謝した。

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2022年7月2日のニュース