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八村塁「トレードされてからずっと帰ってきてなかったが、今回帰ってこられ楽しみにしていた」|現地4月3日ウィザーズ戦後一問一答

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Rui Hachimura
(NBA Entertainment)

ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、4月4日(現地3日)にワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で先発出場した八村は、27分28秒間のプレイで19得点、7リバウンド、1アシスト、1ブロックをマーク。試合はレイカーズが125-120で勝利している。

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以下、八村の試合後の一問一答(日本語での質疑応答。質問は要約)。


トレードされてからずっと帰ってきてなく、今回帰ってこられ楽しみにしていた。

――試合途中に右足を痛めたように見えたが。

八村:大丈夫です。やっぱり5戦、結構きついアウェイゲームをやったので、ちょっと疲れが出たのかなという感じです。

――少し冷やして問題なくコートに戻れたのか。

八村:そうですね、はい。

――試合前のイントロダクションではレイカーズで一番最初に紹介され、ジャンボトロンには“Thank You Rui”というメッセージも表示されていた。

八村:良かったですね。今日は楽しみにしていました。トレードされてからずっと帰ってきてなかったんですが、今回帰ってこられました。家族も来ていて、その中でこうやって、レブロン(・ジェームズ)くらいはいかなかったですけど(笑)、それなりに声援をもらえたと思うので良かったと思います。

――ワシントンDCでは良いことも悪いこともあったと思うが、戻ってきてどう感じたか。

八村:いざ戻ってくると、いろんな良い思い出が出てきました。ここにずっと5年間くらいいて、バスに乗っている時でも、(昔のことを)思い出したり。アリーナにくる時も全然今までと違う感じでしたし、恋しい感じにはなりましたね。

――ゲームではカイル・クーズマに対するディフェンスでよく抑えていた。

八村:彼とはもう何回も対戦しているし、どういうプレイをするかはわかっていました。彼は強いので、力で負けないように頑張りました。

今は一番、オンコートでもオフコートでも自分らしさが出せている。

――ウィザーズ時代と比べて、いま一番成長できたと思う点は。

八村:NBAの生活に慣れてきているなと思います。僕もたぶん今季は70戦近くできていますが(注・実際はこの日で自己最多タイの63戦目)、それは5年間でやっとできてきたこと。どれだけ大変かっていうのは見ている人にはあまりわからないかもしれないですけど、ロードゲームだったり、ケガだったり、シーズンの長さとか、メンタルとかもどれだけ大事かっていうのがわかってきています。その中でもハイレベルでできていると思うので、それは良いことなんじゃないかなと思います。

――5年目で一番良いバスケができているという手応えは。

八村:やっと自分が自分らしくできるチームに行けたなと思います。DCでも僕は同じチームにいたんですけど、毎年チームが変わっていました。同じチームにいたんですけど、僕の周りで(新しく)作ろうとしていたんで、そういうところでは今は一番、自分らしくできている。オンコートでもそうですし、オフコートでもそうですし、自分らしさが出せているので良いと思います。

――終了後、アンソニー・ギル、コーリー・キスパート、クーズマと話したり、広報とハグを交わしたりしていた。

八村:みんなに“I miss you”みたいな感じで言われました。知っている人が結構いるんで、そこで挨拶をしました。

――これで気持ち良く地元に帰れる。

八村:一番大事なロード戦をしっかり乗り越えられて、あとは5試合くらいですか。ホームでしっかりとやって、プレイオフに向かっていきたいなと思います。

取材・一問一答構成:杉浦大介


レイカーズは次戦、4月7日 午前4時30分(現地6日)にカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。

著者
杉浦大介 Daisuke Sugiura Photo

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。